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2035年を見据えた車載半導体の技術革新と日本の戦略
4月 4日(金)
国立大学法人東海国立大学機構
岐阜大学 特任教授
元デンソー 半導体部門部長
石原 秀昭(いしはら ひであき) 氏
自動車、鉄道、航空機、スマートフォン、データセンターなど、半導体はあらゆる産業の競争力を産み出す“打ち出の小づち”である。このため近年、国産半導体の動向にかつてない注目が集まっている。
本講演では、2035年(EUガソリン車販売規制)の行方、自動運転がもたらす未来社会像を探りながら、それらの方向性に根本的な影響を与える車載半導体の基礎原理とその技術革新、そして日本の戦略を考えます。これにより、製造業をはじめ様々な産業人が抱えている電気自動車や自動運転の行方、その牽引役としての半導体に対する疑問に答え、皆さまの課題解決に繋げます。
1.半導体技術の発明と内燃機関との出会い
2.モビリティの進化を先導する半導体
3.先端工場とクリーンルーム
(TSMC、熊本JASM、北海道千歳Rapidus)
4.自動運転システムの性能を左右する半導体
(AI処理SoC/チップレット、環境認識センサ)
5.電気自動車の性能を左右する半導体
(IGBT、SiC、GaN、Ga2O3、ダイヤモンドなど)
6.2035年を見据えた車載半導体の行方と戦略
7.質疑応答/名刺交換
1982年名古屋大学大学院工学研究科修士課程修了後、同年日本電装(現デンソー)入社。IC部に配属、車載半導体の研究開発と事業化に従事。オリジナル32ビットマイクロプロセッサをはじめ主要な車載半導体を開発し、トヨタや国内外のクルマに累計3億個以上を搭載したことによって自動車のエレクトロニクス化の伸展を支えた。
2021年より岐阜大学 特任教授。Society5.0時代の「ものづくり」人材育成、文科省の研究・教育事業の提案に携わっている。