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医療提供体制の再編と患者の受療行動の変化-病院・施設はどうなるか、コロナ後なぜ患者は戻ってこないかを考える-
1月23日(木)
国際医療福祉大学大学院 教授
高橋 泰(たかはし たい) 氏
スタッフが集まらない、建築費の高騰などにより病院・施設の経営は、困難な時代に突入し、医療提供体制の再編が急速に進むことが予想される。更にコロナ後に戻ってくると予測されていた患者・利用者が戻ってこない。その根本的理由は、団塊の世代を中心とする患者の受療行動の変化である。
今回の講座は、20世紀から続く日本の医療提供体制変革の底流である「病床削減と機能分化」の話から、2013年より行われた地域医療構想ができるまでの推移を振り返る。続いて.地域医療構想後の大きな出来事である新型コロナと団塊の世代が高齢者医療介護の主要な顧客になる影響を分析し、新たな地域医療構想等に関する検討会で論じられたことを概説する。最後に、医療提供体制の再編と患者の受療行動の変化を総括し、この大きな時代の変遷に向けた病院と施設の対策を考える。
1.20世紀から続く日本の医療提供体制変革の底流
2.地域医療構想ができるまでの推移
3.地域医療構想後の大きな出来事(新型コロナと団塊の世代の高齢化)
4.新たな地域医療構想等に関する検討会で論じられたこと
5.医療提供体制の再編と患者の受療行動の変化
6.この大きな時代の変遷に向けた病院と施設の対策
7.質疑応答/名刺交換
1986年 金沢大学医学部卒、東大病院研修医(1内、3内、2内、麻酔科)
東京大学医学系大学院〔医学博士(医療情報)〕、米国スタンフォード大学アジア太平洋研究所客員研究員、
ハーバード大学公衆衛生校武見フェローを経て、1997年より国際医療福祉大学教授。
2004-8年医療経営管理学科長/2009-15年大学院教授/2016年4月より現職
2016年より2020年まで安倍内閣未来投資会議の構造改革徹底推進会合の医療福祉部門の副会長を務める。
2024年3月より厚生労働省新たな地域医療構想等に関する検討会構成員