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【日系自動車メーカのアジア市場崩壊前夜】
1月10日(金)
株式会社Tech-T 代表取締役/埼玉工業大学 客員教授
(元トヨタ自動車/Samsung SDI) 博士(工学)
高原 忠良(たかはら ただよし) 氏
10-11月と日経クロステックに連載した筆者記事『日系自動車メーカのアジア市場崩壊前夜』を詳細に解説します。
電気自動車などの新エネルギー車の将来市場動向予測のために中韓越等にて現地調査並びに各界へのインタビューで驚くべき状況を認識しました。日系自動車メーカのアジア市場は崩壊寸前の様相を示しています。日本国内に伝わらない「現状」を解説します。同時に各国政府施策や町の声を元に、その背景を分析します。
さらにトヨタ自動車とHyundaiとの比較、中国現地での自国自動車メーカに対する認識などを元に、自動車メーカの今後の在り方を推察しました。その上で、日系の材料・部品サプライヤの今後の方向性を提言します。
トヨタ自動車本社・サムスン研究所(韓国)といったグローバル企業経験に基づく、国際ビジネス視点、日本国内向けとは異なるオリジナル視点でのセミナーです。EVの動向が気になる方、グローバルビジネス戦略検討のご担当者など未来志向の方にお勧めのセミナーです。
1.中韓越 BEV現地調査から見えた「戦略」
(1)中国・上海
-驚異的なBEV普及状況 -BEVに関する現地インタビュー
-先進的なデザインと技術採用、自動運転・SDVの予兆
(2)韓国・ソウル
-タクシーの大半はBEV -世界で最も普及しているFCEV
(3)ベトナム・ホーチミンン市&ハノイ
-日本車天国、でも暗雲が・・・
-自国BEV急拡大前夜:タクシーに大量投入、充電インフラも自社整備
2.主要国・地域における「燃料別」販売状況
(1)グローバル、中国・北米・欧州・日本・韓国 (2)経時変化(トレンド)
(3)日本におけるBEV販売状況 (4)日韓におけるFCEV販売状況
3.脱炭素の背景、モビリティでの対応
(1)パリ協定と2050年目標 (2)発電源の脱炭素 現状と今後の予測 (3)モビリティの動力と脱炭素
(4)マルチパスウエイ解説 (5)OEM自らエネルギーを作る
4.日韓比較による戦略考察
(1)日韓政府の取組み 水素戦略
(2)トヨタ自動車の戦略
-グローバル並行開発体制 -BEV専用技術開発 ギガキャスト・次世代車載電池 -水素エンジン
(3)Hyundaiの戦略
5.日系OEM各社の脱炭素モビリティ
6.日系の材料・部品サプライヤの目の前のブルーオーシャン
7.質疑応答
※最新動向により内容の一部を変更する場合があります。
トヨタ自動車においては、バンパやインパネ、ガソリンタンクなどのプラスチック材料や成形加工の開発と量産化、さらにその評価のためのデジタル技術の構築と実務展開に従事しました。その後、韓国サムスン系の第一毛織(現ロッテ先端素材)では、エンジンプラスチックの自動車用途開発を担当し、日本・中国・タイの自動車メーカと協業しました。2020年からは、株式会社Tech-Tにて今後の車載プラスチック動向の調査分析と情報発信に取り組んでいます。特に近年は各種EV・FCVの試乗評価。中韓の現地調査などを元にオリジナルの視点でコメントを発信しています。プラスチック成形加工学会、自動車技術会 会員。
新日本無線株式会社(現社名:日清紡マイクロデバイス) 高融点金属・セラミックの研究。トヨタ自動車 樹脂部品生産&材料・加工技術・CAE開発。Samsung SDI(韓国本社) エンプラ研究所。大手自動車メーカ 研究所 次世代車要素技術開発。2017〜現職 埼玉工業大学 客員教授。・2020〜現職 株式会社Tech-T(ビジネスブランド名:技術オフィスTech-T)設立。