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【6G/IOWN実現に向けて前進】
〜6G時代のモバイルコアの実証〜
5月21日(水)
日本電信電話(株)
ネットワークサービスシステム研究所 所長
安川 正祥(やすかわ せいしょう) 氏
本講演では、NTTが6G/IOWN時代に向けて研究開発している「6G時代のIn-Networking Computingアーキテクチャ」について解説します。また、そのアーキテクチャを用いた「高性能なAIサービスの実証にも成功し報道発表とMWC2025展示」も行いましたのでその成果も解説します。
具体的には、6G時代の実用化を見据え、GSMAが規定するOpen Gateway/CAMARA APIを用いて、モバイルネットワークの状況に合わせてスライス経路制御を行う技術のほか、In-Networking Computing(INC)としてユーザ通信装置の近くに設置するサーバ(コンピューティング)と接続、および連携制御を行う技術を新たに開発し実装したので解説します。更に、この技術により、ユーザ要望に基づき、ネットワークとコンピューティング双方の区間にまたがる品質要件を、API制御で短時間に実現できることを確認しました。またINCアーキテクチャで、実際にリアルタイムに映像データを転送しAI解析を行うケースに適用した結果、AIモデルの性能限界90%を達成可能であることも確認していますので、これらの確認結果も解説します。
NTTではIOWN構想の中で本INCとAPN(All Photonics Network)を連携させた新たなICTアーキテクチャ検討しているので、本講演では「IOWN構想とは何か」、「何故このようなINCアーキテクチャが必要になってくるのか」、更に「どのようにINCをAPNと連携させるか」についても詳しく解説を行います。
1.IOWN構想〜何故今IOWNが必要なのか〜
2.将来ICTアーキテクチャ
3.次世代モバイルコア:In-Networking Computingとその実証について
4.All photonics networksとの連携について
5.今後の展望について
6.質疑応答/名刺交換
1995年 東京大学院 工学修士(物理工学)。1995年 日本電信電話株式会社 入社。1998年 ATM交換機実用化開発。2001年 All-IPモバイル網開発。2003年 IETF標準化(マルチキャストMPLS)。2006年 研究企画部門 R&D計画 課長。2009年 NGN実用化開発(IPv6/NWマイグレ)。2015年 NW方式グループ グループリーダ。2019年 コグニティブファンデーションプロジェクト プロジェクトマネージャー。2021年 デジタルサービスプラットフォーム研究会委員長。2023年 ネットワークアーキテクチャプロジェクト プロジェクトマネジャー。 2024年 ネットワークサービスシステム研究所 所長(現職)。