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物価高騰時代でも着手できる
〜コスト削減は「交渉」から「再構築」へ〜
5月 9日(金)
GUTS株式会社 代表取締役
清水 仁(しみず じん) 氏
「ベンチマーク」が無用の長物どころか有害となる時代が訪れました。毎年の薬価改定が影響しているのもありますが、それよりも毎月のようにあらゆる「定価改訂のお知らせ」が一方的に届き、市場価格が急変動しているからです。
では、「価格交渉」あるいは「コスト削減」はできないのか。その認識も誤りです。
物価高騰時代での材料費を抑えるために重要なことは「どの分野」を「どれくらい」、「どうやって」価格協力を仰いでいく方法論そのものだと考えています。本講では2025年度におけるコスト削減、ローコストオペレーションの最新手法を余すことなくお話させていただきます。
1.医薬品費(2025年度薬価改定概要)
2.診療材料費
3.検査試薬費
GUTS株式会社 代表取締役
清水 仁(しみず じん) 氏
委託費は物価高騰と賃上げの影響を直接的・間接的に受け、前年度から引き続いて「値上げのお願い」が届いているものと推察します。中にはその値上げを受け入れてもらえないようなら撤退するような脅迫的な話すら来ているのではないでしょうか。こんな状況でいくら「ベンチマーク」を引き合いに出して「交渉」しても時間の無駄でしょう。
特にこの委託費の分野はすでに「交渉」ではなく委託内容の再構築、あるいは脱構築と呼ぶべき段階に入っていると感じています。
本講ではその再構築手法について時間が許す限りお話させていただきます。
1.業務委託費(検査・リネン・廃棄物)
2.役務委託費(医療事務・清掃・給食・警備)
3.保守委託費(医療機器保守・IT保守・設備保守)
4.在宅医療機器賃借料(HOT・CPAP)
2005年 社会学修士(社会心理学)。
東京都内の医療法人に入職し、同法人本部で購買業務および各種契約業務を担当。
2009年から病院経営コンサルタントに転身。
そして2017年4月にGUTS株式会社を設立し、代表取締役に就任。
社会心理学や行動経済学を病院経営に応用することでモチベーションアップと組織改革を両立させるコンサルティングスキームを提唱している。
【執筆】『医療タイムス』(2013年から隔週で連載中)、『医事業務』、『日経ヘルスケア』、ほか多数。