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【世界の市場から見た電池トレンド】
〜テスラ、CATL、BYDによる技術革新とセル、パック、材料の進化〜
3月19日(水)
24M Technologies, Senior Director,
Strategic and Technical Partnership
T3 Bridge Consulting
高木 裕登(たかぎ ゆうと) 氏
電気自動車(EV)市場は急激に拡大しており、昨年後半に若干のスローダウンがあったとはいえ、中長期的に成長が続くとみられる。原動力となっているのはCATLやBYDなど中国メーカーや、米テスラによる電池とEVコストの低減である。同時に、世界の電池メーカーでは熾烈な技術開発競争が展開されており、セル、パック、材料それぞれのレベルで日進月歩の進化がみられる。
本講演ではリチウムイオン電池の仕組みを解説し、近年の材料、セル、パック技術の進化と主要プレイヤーからの事例を紹介する。また、ゲームチェンジャーとなりえる次世代技術の俯瞰を行う。
1.EV用リチウムイオン電池の技術革新
(1)リチウムイオン電池とは?
(2)テスラ、CATL、BYDの技術戦略、方向性
2.EV用電池パック技術の進化
3.EV用電池セル技術の進化
4.電池材料、プロセス技術の進化
-ゲームチェンジャーとなるか、全固体電池
・多様な材料系(酸化物からハライドまで)
・世界の多彩なプレイヤー(スタートアップから電池メーカー・EVメーカーまで)
5.質疑応答
24M Technologies、Saint-Gobain、ソニーなど米国、フランス、日本の企業で、全固体電池、鉄空気電池、固体酸化物形燃料電池などの蓄電、水素関連分野の技術開発と事業開発をてがける。米国エネルギー省や欧州Clean Hydrogen Partnershipのプロジェクトに参画し、世界の蓄電技術の動向に精通する。米国ハーバード大学にて2年間、薄膜固体酸化物形燃料電池の研究開発に従事。東京大学工学系研究科機械工学専攻博士。著書(共著)に「蓄電池ビジネス戦略レポート」(https://project.nikkeibp.co.jp/bpi/report/compendium/battery/)がある。
2014年より米国マサチューセッツ州在住。