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一橋大学/水みらい広島/愛知時計電機/東光高岳/RAUL
3月19日(水)
一橋大学 大学院社会学研究科 教授
大瀧 友里奈(おおたき ゆりな) 氏
日本では、2020年代になり水道スマートメーターの実証試験や導入事例が増えている。この活用法として料金徴収だけでなく、得られるデジタルデータを時間帯別料金制度や生活のウェルビーイング向上(例えば見守りやヘルスケア)に役立てようという取り組みが始まっている。水道スマートメーター導入により広がる明るい未来とそれを阻む技術的社会的障壁について考えていきたいと思います。
1.研究の動向
2.利活用の可能性と障壁
3.質疑応答
株式会社水みらい広島 取締役副社長
村上 徹也(むらかみ てつや) 氏
政令指定都市で水道事業運営に長年携わり、現在は公民連携企業である水みらい広島にて、持続可能な上下水道事業の具現化に向けて県内外で活動する講師が、水道スマートメーターそしてデータ利活用(DX)への取組みや課題への対策等について、公民両方の視点からの分析・考察を交えて紹介します。
1.水みらい広島の紹介
2.水みらい広島における水道スマートメーターへの取組み紹介
3.水道標準プラットフォームとデータ利活用(DX)への展開
4.おもな課題と解決シナリオ
5.質疑応答
愛知時計電機株式会社 営業本部 IoT推進部 課長
瀬尾 博(せお ひろし) 氏
2021年4月から発売された愛知時計電機のスマート水道メーター・アイチクラウドは、水道使用量データを自動で収集できるシステムです。本講演では、アイチクラウドの紹介と、国内での普及状況、そしてデータ活用の具体的な事例をご紹介します。特に、水道使用量データから住民の健康異変を検知する研究の最新状況もお伝えします。
1.スマート水道メーター・アイチクラウドの紹介
2.国内の普及状況とデータの活用事例
3.住民の健康異変検知の研究状況
4.質疑応答
RAUL株式会社 代表取締役
江田 健二(えだ けんじ) 氏
一橋大学 大学院社会学研究科 教授
大瀧 友里奈(おおたき ゆりな) 氏
株式会社水みらい広島 取締役副社長
村上 徹也(むらかみ てつや) 氏
愛知時計電機株式会社 営業本部 IoT推進部 課長
瀬尾 博(せお ひろし) 氏
株式会社東光高岳 GXソリューション事業本部
ビジネスアーキテクト
中城 陽(なかじょう よう) 氏
次世代スマートメーターは、単なる計測機器にとどまらず、データ活用による新たな価値・ビジネスの創出が期待されています。水道、電気、ガスの各データの融合も期待されます。我が国における普及の課題や展望について議論を深めます。
コーディネーター:江田 健二 氏
パネリスト:大瀧 友里奈 氏/村上 徹也 氏/瀬尾 博 氏/中城 陽 氏
東京大学大学院工学系研究科修士課程、学際情報学府博士課程修了。水需要マネジメント、環境配慮行動。「水資源量に応じたフレキシブルな水需要マネジメントによる水道DXの推進(科研費基盤B)」「AIを活用した水道使用量からの社会的価値の高いビッグデータ創出(科研費萌芽)」「水道スマートメーター導入に向けたデータ利活用の検討(厚労科研)」など水道スマートメーターのデータ利活用に関する研究を進めている。
横浜市水道局に29年間勤務、水道業務全般において数多くの政策を主導。その中で公民連携の重要性そして展開可能性に着目し、2019年に水ing株式会社に入社後、2020年より取締役副社長として水みらい広島に出向中。公共と民間の架け橋として広島県内はもちろん、県外さらには海外の上下水道を舞台に活躍中。
1994年 愛知時計電機株式会社に入社。開発部門に所属し、上水道や産業分野で利用されている電磁流量計の開発に従事。2016年からスマートメーター化のプロジェクトを立ち上げ、水道分野の製品企画や国内での普及に尽力する。
1994年 慶應義塾大学大学院修了、東京電力株式会社入社。原子力部門から技術開発部門、システム開発部門、企画部門、事業開発部門など多岐を経験し、現在は東京電力ホールディング(株)より(株)東光高岳へ出向中。(株)東光高岳ではママチャリ倶楽部に所属。東京都杉並区高井戸東在住、趣味は週末のテニスとホームパーティー。
1977年 富山県礪波市生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。アクセンチュア株式会社に入社。現在は、RAUL株式会社代表取締役、一般社団法人エネルギー情報センター理事、CSRコミュニケーション協会理事、環境省 地域再省蓄エネサービスイノベーション委員会委員等。主な著書に『エネルギーデジタル化の未来』『世界の51事例から予見する ブロックチェーン×エネルギービジネス』等。