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【総務省/NTT】
2月 5日(水)
総務省 総合通信基盤局 電気通信事業部
データ通信課 課長
恩賀 一(おんが はじめ) 氏
動画トラヒックの急増やクラウド化、近年においてはAIの導入・進展等に伴い、データセンターや海底ケーブルといったデジタルインフラの需要は世界的に増加が継続している。国内においては、地方におけるデジタル実装など今後のデータ需要の高まりと相まって、データセンター等のデジタルインフラの重要性は今後一層増大すると考えられる。
「デジタルインフラ(DC等)整備に関する有識者会合中間とりまとめ3.0」(2024年10月)等、総務省におけるデジタルインフラ整備の取り組みを説明する。
1.デジタルインフラを取り巻く概況
2.我が国のデジタルインフラの現状と課題
3.総務省の取り組み
4.質疑応答/名刺交換
日本電信電話(株) NTT未来ねっと研究所
フロンティアコミュニケーション研究部 部長
主席研究員 博士(工学)
高杉 耕一(たかすぎ こういち) 氏
AIを活用したサービスの普及に伴い、データセンタ需要が急増しています。これまで都市部に集中していたデータセンタに対し、電力やインフラスペースが豊富で災害リスクを分散できる郊外への移転が進んでいます。しかしながら、従来のデータセンタ間通信 (DCI) は一対一のシンプルなトポロジーで、かつ単一ベンダ・単一伝送モードで装置を構成であるため規模拡張性に乏しく、データセンタの分散化を大規模に進めることが困難でした。
そこで、需要に応じて多数のデータセンタ拠点間を接続するデータセンタエクスチェンジ (DCX) のサービス実現に向け、研究開発をおこなってきました。本セミナでは光伝送品質を推定し、マルチベンダの装置を制御することで、オンデマンドにデータセンタ間を光波長パス接続する技術及びAIインフラをマルチデータセンタで構築するためのトランスポート技術について、最新の取り組みを紹介します。
1.IOWN オールフォトニックネットワークアーキテクチャ
2.光伝送装置のオープン化と遠隔制御技術
3.光波長パスを自動設定する光ネットワークデジタルツイン技術
4.超広域分散コンピューティング向け確定遅延トランスポート技術
(RDMA over APN, 耐量子セキュリティ)
5.IOWN Global Forumの取り組み
6.質疑応答/名刺交換
2001年4月 総務省入省、NISC(内閣官房情報セキュリティセンター(当時))参事官補佐、外務省在タイ日本国大使館一等書記官(ICT・デジタル政策、科学技術・イノベーション政策、インフラプロジェクト専門官(宇宙インフラ担当))、総務省情報通信国際戦略局情報通信政策課統括補佐、同総合通信基盤局電気通信事業部電気通信技術システム課安全・信頼性対策室長、個人情報保護委員会事務局企画官、総務省情報流通行政局情報流通振興課情報流通適正化推進室長などを経て2024年7月より現職。
1997年 日本電信電話株式会社NTTワイヤレスシステム研究所入社、以来、無線通信・ネットワーク アーキテクチャ・光伝送網の研究に従事。2004年 博士(工学)取得。2008年〜 NTTサービスインテグレーション基盤研究所にて、ネットワークアーキテクチャSE及びITU-T・ETSI等の標準化活動に従事。2014年 東京大学医学部付属病院研究員にて、糖尿病のAI診断の研究に従事。2015年〜 NTTブロードバンドプラットフォーム株式会社にて、オリンピックを見すえた大規模スタジアムにおける高密度Wi-Fi設計・導入を担当。2018年〜 日本電信電話株式会社研究企画部門担当部長。2020年〜 現職、大阪大学情報科学研究科産学連携教授、日本ダンススポーツ連盟準強化選手。