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ひおき地域エネルギーのマイクログリッドと
11月18日(月) 終了済
ひおき地域エネルギー(株) 電力販売事業部
奥 保成(おく やすなり) 氏
脱炭素化の有力手段として注目されているマイクログリッド。2050年CN宣言以前にその構築に挑んだ日置市と自治体新電力である「ひおき地域エネルギー」の取り組み内容について、事業化可能性調査から構築、運営までを実務担当者のリアル目線でお伝えします。外からはなかなか内情が見えない特定送配電事業についても、その立ち上げ、運営におけるポイント、課題などを挙げ、マイクログリッド構築に向けたヒントを紹介いたします。さらに、同業他社の状況や配電事業の検討についても触れます。
1.ひおき地域エネルギー 会社概要
2.ひおきコンパクトグリッド構築の経緯
3.ひおきコンパクトグリッド概要
4.特定送配電事業とその内容
5.マイクログリッド構築・運営における課題
6.ひおきコンパクトグリッドの今後
7.質疑応答/名刺交換
(株)I.T.I. 代表取締役社長
技術士(経営工学)&利酒師
柏崎 和久(かしわざき かずひさ) 氏
マイクログリッド、これはエネルギー自給率を高め、カーボンニュートラル実現に向けた電力システムです。更に、地方インフラを進化させると期待されている災害にも強い電力システムです。
今後、大手電力にとって離島や過疎が進む地方部など、世帯密集度の低いエリアの配電設備の更新投資は負担が大きくなります。地域の企業に配電設備の所有・維持管理を委ね、地域で再エネやコジェネレーションなどの分散電源を導入しマイクログリッドを構築すれば自然災害の停電リスクを軽減できるだけでなく、脱炭素にも繋がり、地方企業にとっても新たなビジネスチャンスになります。
本セミナーでは、マイクログリッドの創り方だけではなく、脱炭素先行地域における企業同士のリアルな交渉現場や、地方企業と大企業の軋轢など、実際に現場で経験していることまで紹介します。
1.ひおき地域エネルギーの凄さ
2.脱炭素先行地域のリアル(建前と本音)
3.自営線MGと、系統線MGについて
4.マイクログリッド普及に当たっての課題と解決策
5.地方で私が経験していること
6.経営屋が考える電力の未来
7.質疑応答/名刺交換
1968年 薩摩川内市生まれ。熊本大学工学部電気情報工学科卒業後、九州松下電器に入社。鹿児島松下電子株式会社に配属された後、発光ダイオード(LED)素子の開発・研究・量産化に約20年従事。その後LED応用機器ベンチャーを経て、2016年11月にひおき地域エネルギー株式会社に入社。小売電気事業事務全般、コンパクトグリッドF/S、同構築事業を担当し、2017年 第三種電気主任技術者免状を取得して電気主任技術者に選任され、2018年よりコンパクトグリッド事業の管理運営を担当。現在は小売電気事業全体における需給管理業務を担当。2023年 第一種電気主任技術者免状取得。
1968年 宇都宮市生まれ。中央大学理工学部電気電子工学科卒業後、関電工に入社。送配電関連業務に18年従事。その後、バイオマス発電ベンチャー、大型蓄電池ベンチャーを経て、日本電気株式会社(NEC)へ。NEC在籍時にエフビットコミュニケーションズの経営に携わり、2017年4月にエフビットコミュニケーションズ社長に就任。新電力エフビットでの経営手腕が買われ、退任後、ネクステムズ取締役として宮古島未来エネルギーの立上げにも参加する等、電力ビジネスにかかわる複数企業で経営やプロジェクトに携わる。近時は、複数の脱炭素先行地域における経営の支援や、マイクログリッドプロジェクトのプロデュースを担っている。
現在、環境エネルギー技術研究所経営顧問、西堀酒造パートナー、八洲建設ビジネスアドバイザー、SAKE RISE代表、I.T.I.代表取締役社長。技術士(経営工学部門)、利酒師。