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【NEDO/千代田化工建設】
11月 8日(金) 終了済
(国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構
水素・アンモニア部 大規模水素利活用ユニット長
兼 水素SCチーム長
坂 秀憲(さか ひでのり) 氏
水素は燃焼時にCO2を排出しないクリーンなエネルギーであるとともに、様々な資源から製造することができ、エネルギーセキュリティの向上に貢献することが期待されている。また、長期間の貯蔵や長距離輸送にも適しており、水素は世界中でカーボンニュートラルの切り札として注目されている。現在、国内では、水素導入に向けた関連法案や合理的な水素保安のあり方に向けた議論が進められるなど、水素社会実現に向けた取り組みが加速している。
本講義では、そのような最新の国内外の政策動向の解説及びNEDOが取り組む研究開発の現状と方向性について詳説する。
1.水素の意義と日本の政策動向
2.世界に広がる水素の取組と諸外国の動向
3.NEDOにおける技術開発
(1)様々な水素キャリアと特徴
(2)水電解の取組(大型化へ向けて)
(3)水素保安、情報発信に向けた取組
4.質疑応答/名刺交換
千代田化工建設(株) フロンティアビジネス本部
フェロー
岡田 佳巳(おかだ よしみ) 氏
当社ではメチルシクロヘキサンを用いるLOHC-MCH法のシステムについて開発を行い、2020年に国際間での大規模実証を完了して商業化段階に移行している。グローバルスタンダードとして普及するには、究極的に低コストで炭素排出が少ないシステムに進化できるシステムであることが重要と考えられる。
本講演では、水素エネルギーキャリアの開発動向とLOHC-MCH法を革新的に進歩させる技術開発について紹介する。
1.水素エネルギーキャリアの現状と展望
2.LOHC-MCH法の特長とコスト比較
3.総合的な水素サプライチェーン
4.将来目標に向けた技術開発シナリオ
5.MCHの直接製造/利用技術開発
6.質疑応答/名刺交換
2006年3月 早稲田大学大学院理工学研究科卒、同年4月新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)入構。2006年4月 企画調整部企画業務課にてNEDO全体の研究開発マネジメントシステムの高度化に従事。2010年2月 スマートコミュニティ推進室の立ち上げメンバーとして、スマートコミュニティアライアンス(JSCA)の設立等に従事。その後、2012年6月より、資源エネルギー庁長官官房国際課へ出向。2014年6月 環境部3Rグループにてリサイクル関連の技術開発・海外実証に従事。2016年7月 リムリック大学大学院(アイルランド)2017年9月 国際部実証総括グループにて海外実証のプログラムマネジメントに従事。2022年5月 スマートコミュニティ・エネルギーシステム部燃料電池・水素室、同年7月に室長。2024年7月 水素・アンモニア部 チーム長。
1984年 横浜国立大学工学部化学工学科卒業。1986年 横浜国立大学大学院エネルギー材料専攻修了。同年 千代田化工建設入社 研究所に配属。各種プロセス用触媒の開発に従事。1998年 技術士(化学部門)。同年 研究開発センター 触媒2グループ グループリーダー。2005年 学位 博士(工学)取得。2009年 技術開発ユニット 研究開発センター 技師長。2018年 フロンティアビジネス本部 技術開発部兼水素チェーン事業推進部 上席技師長。2020年 フロンティアビジネス本部 フェロー 水素エネルギー協会理事、横浜国立大学先端科学高等研究院 客員教授、東京大学非常勤講師、九州大学非常勤講師。