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Beyond 5Gが実現する宇宙通信と未来社会〜オープンなサービスを創生するプラットフォームの考え方から国内外の動向まで〜
9月 3日(火) 終了済
(国研)情報通信研究機構
Beyond5G研究開発推進ユニット
Beyond5Gデザインイニシアティブ長
石津 健太郎(いしづ けんたろう) 氏
2030年から利用が見込まれるBeyond 5G技術は、現在利用されている5Gと比較して上空方向に通信エリアが拡がることが期待されています。宇宙でのサービスは、Beyond 5Gで研究開発が進んでいる多くの技術に加えて、他の産業の高度なシステムが融合して実現されます。このような業種を超えたシステムの融合は産業構造を大きく変えていくのではないかと考えられます。
本講演では、一般の生活者目線で見た宇宙通信の未来をアニメーション等も活用してイメージしていただくとともに、その背景にある要素技術やサイバーフィジカルシステムの考え方、国内外の動向について解説したいと思います。
1.はじめに
-自己紹介と講演概要
2.2030年の未来生活に溶け込む宇宙通信
-情報通信の専門家集団が描いたシナリオ
-宇宙産業が期待するユースケース
3.Society 5.0とサイバーフィジカルシステム
-Society 5.0の人間中心の世界
-サイバーフィジカルシステムの考え方
4.Beyond 5Gとは
-移動通信システムの歴史と5Gとの違い
-ユースケースと技術目標
-宇宙通信サービスに関連してくる技術
5.産業を超えてこそ実現される2030年以降のサービス
-クロスインダストリーオーケストレーションとは
-産業を変えるアーキテクチャ
-産業間連携が効果を発揮するユースケースの紹介
6.国内外の動向
-宇宙×ICTに関する議論
-研究開発活動の紹介
7.まとめ
8.質疑応答
2005年 大学院博士課程を修了後、情報通信研究機構(NICT)において無線通信システムの研究開発に従事。国際規格の標準化活動や実証試験に取り組む。ローカル5Gにつながる自営システムに関する研究開発や実証試験を主導。
現在、2021年にNICTに新設したBeyond5G研究開発推進ユニットにおいて、2030年以降の未来生活ユースケースに関する議論、多様な産業分野をまたぐオープンサービスプラットフォーム構想の実証、Beyond5G/6Gホワイトペーパーの編集など、Beyond 5Gにかかわる研究開発戦略を指揮。博士(情報科学)。