SSK 株式会社 新社会システム総合研究所

会場受講/ライブ配信/アーカイブ配信(2週間、何度でもご視聴可)

自動運転実用化が進む5つの領域を分析

-運行設計領域(ODD)軸と社会受容性の軸で先行企業を分析
-Waymo、May Mobility、Kodiak、Amazon等の自動運転開発戦略

No.
S24353
会 場
SSK セミナールーム
東京都港区西新橋2-6-2
ザイマックス西新橋ビル4F
開催日
2024年 7月26日(金) 16:00~18:00
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受講料
1名につき 33,880円(税込)
同一のお申込フォームよりお申込の場合、2人目以降 27,500円(税込)
備 考
事前に、セミナー講師へのご期待、ご要望、ご質問をお受けしております。
可能な限り講義に盛り込んでいただきますので
お申込フォームの質問欄を是非ご活用ください。


■ライブ配信について
<1>Zoomにてライブ配信致します。
<2>お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ視聴用URLとID・PASSを開催前日までに
   お送り致しますので、開催日時にZoomへご参加ください。

■アーカイブ配信について
<1>開催日より3〜5営業日後を目安にVimeoにて配信致します。
<2>お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ収録動画配信のご用意ができ次第、
   視聴用URLをお送り致します。
<3>動画は公開日より2週間、何度でもご都合の良い時間にご視聴頂けます。

※会場又はライブ配信受講者様で、アーカイブ配信もご希望の場合は
 追加料金11,000円(税込)で承ります。
 ご希望の場合は備考欄に「
アーカイブ配信追加受講希望」と記入ください。
※複数名でお申込の際は、アーカイブ配信追加受講者様の各ご芳名を備考欄に
 追記をお願い致します。

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パンフレット よくあるご質問

7月26日(金)

自動運転実用化が進む5つの領域を分析

Go2Marketing(同) 代表社員/
VSI-Labs ジャパンカントリーマネージャー
永井 達(ながい とおる) 氏

16:00~18:00

昨年10月、サンフランシスコ市内におけるクルーズのロボットタクシーが絡む交通事故の報道が拡散、「自動運転ビジネスは後退」というニュースタイトルが国内メディアから流布された。こうした一括りの認識は、世界で進行する自動運転の技術開発・ビジネス開発の実情に照らして正しいだろうか?本セミナーでは、自動運転の適用領域を5つに分け、それぞれに適応する事業者の最新ニュースを含め、適応領域別に自動運転の実用化シナリオを策定・解説する。
前提として米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)「ADS安全性フレームワーク」を読み解き、人が主に操作する先進運転支援システム(ADAS)と、ロボットが主に操作する自動運転システム(ADS)の違いを再認識する。これは「SAE定義の自動運転レベル1〜5の分類」よりも現実的な定義である。NHTSAは同時に「公道における衝突事故調査レポート」を公表している。ADSとADASの違いを確認する公道テストとしては世界的に類を見ない。
適用領域の1つ目のロボットタクシーは、最も注目を集めているが、同時に最も難易度の高い領域である。カリフォルニアDMVが行った「ディスエンゲージメントレポート:2024年実績と9年間の推移」からクルーズ、メルセデス、Zoox、アップル、WeRide(中)、DiDi(中)等ADS開発各社の実力を測る。自動運転リーダーであるアルファベット傘下Waymoについて「自動運転の安全性に関する調査レポート」を解説し、自動運転に参入する真の理由にも迫る。2つ目の固定ルート自動運転、ロボットバスやロボットバンは米国の地方都市で急速に普及が進んでいる。C-V2X等の技術連携による成長が期待される。3つ目のロボットトラックは、米国において市場実用化が目前である。ADS企業の上場、買収、合併が相次ぎ、自動運転プラットフォームを核とする物流大革命が米国で進んでいる。米陸軍から自律走行プログラムも受注したKodiakロボティクスの「ロボットトラックテクノロジーレポート」を紹介する。4つ目の配送ロボットは、アマゾンやFedExなど大手の事業開発について解説する。国内でも実証実験ケースが多くあるが、無人で道路・歩道を走り回る配送システムには社会受容性について様々な意見が寄せられている。5つ目のロボットトラクターは私有地内の利用として最もハードルが低い。
総括として「自動運転の今後の動向予想」を行う。幅広いODDで多くの消費者が利用するロボットタクシーは、大規模な研究開発費を必要とし、広範な社会に受け入れられるような法規と交通ルールを必要とする。この適用領域の普及までには長い時間を要することが予測される。これに対して、限定されたODDで特定ユーザーを対象として利用される固定ルート自動運転によるロボットバスやロボットバンは、過疎地における交通インフラの衰退とも相まって社会的ニーズの高い分野である。早急な法整備と対応技術の量産化が求められる。また輸送量の増大とドライバー不足は社会的な課題であり、ロボットトラックは課題解消の一つの方策である。米中は本領域で先行しており、国内においても特定法規改訂とネットワーク整備の進展が期待される。

1.自動運転を理解する為に、先進運転支援システム(ADAS)と自動運転システム(ADS)との違いを再認識する。
 -ロボットが主な操作する自動運転システム(ADS)は、ヒトが操作する先進運転支援システム(ADAS)よりも安全か?

2.実用化シナリオをドライバーレス自動運転の適応領域別に再認識する。
 -ドライバーレス自動運転は実用化への実践的なステップとして4つのケースに分類される。
 -自動運転システム(ADS)開発における運行設計領域(ODD)と社会受容性により、自動運転は5つの適用領域に分類される。

3.5つの適用領域
(1)ロボットタクシー:Waymo、GM系クルーズ、メルセデス、Zoox、アップル、WeRide(中)、DiDi(中)
   何故、Cruiseの免許取り消しとなったのか?米行政当局からみた自動運転事業
(2)固定ルート自動運転:ロボットバスやロボットバン:May MobilityやBeep
(3)ロボットトラック:Kodiakロボティクス、Auroraイノベーション
(4)配送ロボット:AmazonとFedEx
(5)ロボットトラクター:ヤード内など私有地における自動運転

4.自動運転の今後の動向予想    

5.質疑応答/名刺交換

永井 達(ながい とおる) 氏
2000年からSalesforce.comのクラウド事業マーケティング戦略を支援。大手ティア1で次世代車載プラットフォームの研究開発に携わる。専門研究領域は、自動運転/モビリティ、スマートシティ、車載ソフトウェア等。海外スタートアップ企業との広範なネットワークを構築している。
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