SSK 株式会社 新社会システム総合研究所

ライブ配信/アーカイブ配信(2週間、何度でもご視聴可)

ナノ断熱材の開発動向と自動車用熱マネジメント技術

No.
S24340
会 場
会場受講はございません

開催日
2024年 8月30日(金) 13:00~17:00 終了済
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受講料
1名につき 34,100円(税込)
同一のお申込フォームよりお申込の場合、2人目以降 27,500円(税込)
備 考
※会場受講は無しに変更となりました。(24.8.29更新)

※製本版のテキスト配布となります。<第2講義のPDF配布はありません。>
※ライブ・アーカイブ配信ご受講の方には、お申込時のご登録住所にテキストを送付致します。
 直前のライブ配信をお申込みの場合、開催日までにお手元に届かない可能性が
 ございますことを、予めご了承ください。

事前に、セミナー講師へのご期待、ご要望、ご質問をお受けしております。
可能な限り講義に盛り込んでいただきますので
お申込フォームの質問欄を是非ご活用ください。


■ライブ配信について
<1>Zoomにてライブ配信致します。
<2>お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ視聴用URLとID・PASSを開催前日までに
   お送り致しますので、開催日時にZoomへご参加ください。

■アーカイブ配信について
<1>開催日より3〜5営業日後を目安にVimeoにて配信致します。
<2>お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ収録動画配信のご用意ができ次第、
   視聴用URLをお送り致します。
<3>動画は公開日より2週間、何度でもご都合の良い時間にご視聴頂けます。

※ライブ配信受講者様で、アーカイブ配信もご希望の場合は
 1名につき 追加料金11,000円(税込)で承ります。
 ご希望の場合は備考欄に「
アーカイブ配信追加受講希望」とご記入ください。
 複数名でお申込の際は、アーカイブ配信追加受講者様の各ご芳名を備考欄に
 追記をお願い致します。

会場受講以外の受講方法について詳しくはこちらをご確認下さい。

8月30日(金) 終了済

Ⅰ.熱マネジメントのためのナノ断熱材
 -基礎、評価から開発、実用化動向まで-

(国研)産業技術総合研究所
ナノ材料研究部門 副研究部門長
依田 智(よだ さとし) 氏

13:00~14:55

これまで断熱材といえば住宅用建材の用途が中心でしたが、EVや電子機器などの熱マネジメントの親展にともなって、様々な用途での利用が増えています。新たな用途では薄く(高性能)で様々な形状に対応する必要があり、真空やガスを使わずにナノサイズの構造で断熱性を確保する“ナノ断熱材”への注目が高まっています。
本講演ではナノ断熱材の中心であるシリカエアロゲル複合材を主な対象として、その基礎、特徴、製造法、断熱性能の評価、開発および実用化の動向をわかりやすく解説します。

1.ナノ断熱材とは何か
2.ナノ断熱材の種類
 ・シリカエアロゲルおよび複合体
 ・ナノ発泡ポリマー
 ・バイオナノファイバー系エアロゲル
3.ナノ断熱材の性能評価
4.ナノ断熱材の実用展開
5.ナノ断熱材の開発動向
6.質疑応答/名刺交換

Ⅱ.新しい駆動源の自動車用熱マネジメント技術

元・カルソニックカンセイ(現マレリ) 環境技術開発部 
シニアエキスパートエンジニア
原 潤一郎(はら じゅんいちろう) 氏

15:05~17:00

※オンライン講演

地球温暖化防止のため、電気自動車などの電動車両への移行が始まったものの、電気自動車の伸びは停滞し、ハイブリッド車への関心が高まっています。こういう駆動源の変遷に応じた熱マネジメント技術が必要になります。
自動車の電動化は紆余曲折しそうですが、自動運転は、着実に普及してきています。移動中の車内で、いかに気持ちよく過ごせるかが、クルマの主要な価値になります。クルマを選ぶ基準が、燃費から快適性に切り換わろうとしているのです。本講演では、これらの熱マネジメント技術を解説いたします。

1.電動車用エアコン
 (1)方式と現行空調システムとの比較
 (2)低外気温への対応
 (3)テスラ,BYDのヒートポンプサイクル
 (4) ヒートポンプサイクルの優劣比較
 (5)マルチコントロールバルブ(オクトバルブなど)
 (6)水流れ切り換え型ヒートポンプ
 (7)ダイキンの新冷媒
 (8)急速充電対応
 (9)排熱利用の可能性
 (10)ヒートポンプの課題
 (11)ハイブリッド車用エアコン
2.駆動用電池の温度管理
 (1)方式と現行空調システムとの比較
 (2)温度管理例
 (3)種々の方式
 (4)理想的な温度管理方法
 (5)部材や材料
 (6)今後の電池への対応
 (7)全固体電池の場合
3.自動運転の熱マネジメント
 (1)自動運転化に伴う課題
 (2)自動運転車における差別化技術と求められる技術・材料
4.質疑応答

依田 智(よだ さとし) 氏
(国研)産業技術総合研究所にて、超臨界流体、多孔質材料の研究に従事。近年は断熱材開発のNEDOプロジェクトや共同研究、技術コンサルティングに多く対応。JISの改訂委員や国交省・経済省の省エネ補助事業の委員も歴任。技術士(化学および統合技術管理)。
原 潤一郎(はら じゅんいちろう) 氏
日産自動車(株)にて空調システム(電気自動車用エアコン、変動風)を開発、市販化。カルソニックカンセイ(株)にて、CO2冷媒を使ったエアコンシステムを開発。さらに乗用車用、レーシングカー(F1など)、大型トラックのエンジン冷却系(複合熱交換器、EGRクーラー)を開発。専門は、空調快適性、空調システム、エンジン冷却系、熱交換器、流れと熱の数値解析、多変量解析(因子分析)。技術セミナー講師 100件以上、執筆(共著)40件以上。技術コンサルティング 10件以上。