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AI技術とHealthTech基盤開発による
〜ドコモのサービス展開は、少子高齢化、増大する社会保障費にどのように向き合っていくのか〜
6月20日(木) 終了済
株式会社NTTドコモ R&Dイノベーション本部
クロステック開発部 医療・ヘルスケア技術開発
担当部長
(ヘルスケアサービス部兼務)
檜山 聡(ひやま さとし) 氏
株式会社NTTドコモ スマートライフカンパニー
ヘルスケアサービス部 ストラテジー担当 担当部長
西口 孝広(にしぐち たかひろ) 氏
NTTドコモでは、「あなたとあなたの大切な人たちをいつの間にか健康で幸せにする」というパーパスを掲げ、ヘルスケア・メディカル領域での事業に取り組み、重症化予防・健康寿命の延伸、そして医療・介護等の社会保障費抑制などの社会課題の解決をめざしている。
本講演では、本邦におけるヘルスケア・メディカル領域の市場や課題について概観し、ドコモの戦略やサービス展開例を紹介する。特に、利用者による能動的な動作を極力求めずに健康状態を見守り、健康的な行動へと自然に誘導するAI技術をはじめ、病気の一次スクリーニングやデジタル治療に資する医療機器プログラムの開発など、技術的観点について詳しく紹介する。
1.医療・健康に関する社会の実態についてのおさらい
(1)高齢化と社会保障費
(2)疾患の罹患とヘルスリテラシー
2.ドコモにおけるヘルスケア事業の戦略とサービス展開例
(1)ヘルスケア事業の戦略
(2)サービス展開事例
(3)今後の展望
3.健康状態推定AI技術とHealthTech基盤の展開
(1)フレイル推定AIの開発と導入
(2)血圧上昇習慣推定AIの開発と導入
(3)HealthTech基盤の開発とクロスドメイン展開
4.医療機器開発への取り組み
(1)医療機器製造販売業等の取得
(2)歯周病発見AIの開発
(3)脂質異常症治療補助アプリの開発
5.まとめ
6.質疑応答/名刺交換
2000年 株式会社NTTドコモ入社。モバイルネットワーク制御や生体情報センシング、生体情報統合解析に関する研究に従事。
2010年 東京大学大学院広域科学専攻生命環境科学系博士課程了。博士(学術)。
以降、健康状態推定AI開発、クラウド基盤開発、医療機器プログラム開発を手掛け、現在、同社クロステック開発部担当部長(ヘルスケアサービス部担当部長兼務)。同社のヘルスケア・メディカル領域における研究開発から事業化までを統括。
1999年 NTT移動通信網関西株式会社(現株式会社NTTドコモ)入社。通信インフラ構築部門、経営企画部門等を経て、2014年よりドコモの新規事業としてヘルスケア・メディカル領域の事業開発を担当。この事業開発の一環でエムスリー株式会社との合弁会社として、2019年4月に株式会社emphealを設立し代表取締役社長に就任。その後、2023年10月より再びドコモに復帰し、ヘルスケア・メディカル事業のパートナー開拓・アライアンスを担当し、現在に至る。