会場受講/ライブ配信
xEVにおける車載電子製品の〜小型軽量化に伴う熱への対策〜
5月16日(木) 終了済
元 (株)デンソー
神谷 有弘(かみや ありひろ) 氏
自動車の電動化、特にEV化が加速し、エネルギー利用の効率化が注目されている。
特に、冷暖房の熱源確保とバッテリーの温度管理、パワーエレクトロニクス製品の熱マネジメントが重要であり、それらを総合的に制御する動きにある。
全体の熱マネジメントの考え方と、車載電子製品の熱マネジメントについて、解説ならびに紹介する。
1.CASE時代に求められるカーエレクトロニクス
(1)クルマ社会を取り巻く課題 (2)共通化とカスタム対応のために (3)環境対応・安全性向上
2.EV・HEVにおける熱マネジメントシステム
(1)これまでの熱マネジメント (2)xEVにおける熱マネジメント
3.車載電子製品への要求と熱・実装技術
(1)プラットフォーム設計 (2)信頼性向上 (3)電子製品御小型化と背景 (4)製品小型化と熱マネジメント
4.電子製品の熱マネジメントの考え方
(1)製品熱マネジメントの重要性 (2)熱伝達と熱分離の考え方 (3)熱抵抗
5.電子製品の放熱・実装技術
(1)実装(Jisso)技術の考え方 (2)半導体レベルの熱対応 (3)センサにおける熱対応設計
(4)ECUにおける熱マネジメント (5)アクチュエータ製品における熱設計
6.インバータにおける放熱・実装技術
(1)パワートランジスタの実装構造 (2)熱抵抗測定の重要性 (3)インバータにおけるパワーデバイスの放熱設計事例
(4)インバータ全体の熱マネジメントとパワーモジュールの放熱
7.将来動向
(1)インバータにおける損失低減 (2)e-Axle化とインバータの動向 (3)インバータの小型軽量化
8.質疑応答/名刺交換
1983年4月日本電装(株)(現:(株)デンソー)に入社し、点火装置の開発に従事。その後、パワートレイン制御ECUの開発に従事し、世界初のエンジン直載制御ECUを初代フォレスター向けに量産化。その後、社内の電子製品実装技術の技術企画開発を担当。2024年2月退職。
JEITA 実装技術ロードマップ専門委員会客員、JIEP部品内蔵技術委員会委員。技術士(総合技術監理部門、電気電子部門)