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生成AIのリスクと影響〜PoCの段階から実利用に移行した生成AIを企業ビジネスに導入する際の留意点〜
3月 7日(木) 終了済
国立情報学研究所 教授
佐藤 一郎(さとう いちろう) 氏
生成AIは企業においてPoCの段階から、実利用の段階に移行しつつある。PoCでは生成AIの利便性にだけ着目していればよかったが、実利用では生成AIのリスクや影響を把握して、それらの対策を含めて生成AIの利用を模索する必要がある。また、生成AIの効果は各企業のビジネスにとっても有益だが、同時に異業種を含む他社に市場を奪われる可能性がある。
本講演では、生成AIに関わる多様なリスク、例えば出力に誤りや偏りについて、その原因を含めて対策を提示する。
また、生成AIは企業組織そのものに影響し、さらに社会的にも大きな変化をもたらすことから、想定される影響を議論するとともに、生成AIに関わる規制動向を鑑みながら、生成AIの導入に向けた留意点を述べていく。
1.PoCの段階から実利用の段階を迎えた生成AI
2.企業ビジネスにおける生成AIのリスク
3.生成AIによる企業ビジネスへの影響
4.生成AIを実利用する上で留意点
5.生成AIと企業組織
6.AI規制と企業ビジネス
7.まとめ
8.質疑応答/名刺交換
現職:国立情報学研究所・情報社会相関研究系教授/国立大学法人総合研究大学院大学・複合科学研究科情報学専攻教授(兼任)。専門:ミドルウェアやOSなどのシステムソフトウェア。学歴:慶應義塾大学理工学部電気工学科卒、同大学理工学研究科大学院計算機科学専攻後期博士課程修了、博士(工学)。政府関連の委員など:デジタル庁「政策評価に関する有識者会議」座長、経済産業省・総務省「企業のプライバシーガバナンスモデル検討会」座長、内閣官房・個人情報委員会・総務省行政管理局・総務省自治行政局(共管)「個人情報保護制度の見直しに関する検討会」検討会構成員、総務省「プラットフォームサービスに係る利用者情報の取扱いに関するWG」構成員、総務省「放送分野の視聴データの活用とプライバシー保護の在り方に関する検討会」構成員他。”ChatGPTは世界をどう変えるのか” (中公新書クラレ、2023年12月)を執筆。