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会社利益に貢献する技術者の必須スキル
〜会計+競争戦略+マーケティングのエッセンスを習得し、コストダウン以外で利益を向上させる考え方〜
3月 5日(火) 終了済
合同会社バリューアップ 代表社員
米澤 裕一(よねざわ ゆういち) 氏
日本の製造業は「品質を維持した上で、いかに原価低減を図るか」を主なテーマとして利益確保を目指してきましたが、これに頼った利益確保は限界です。一方、単価アップを図り、高業績を挙げている企業も存在します。
本セミナーは、技術者向けに、「コストダウン以外の発想で利益を向上させる」考え方である「利益思考力®」について豊富な事例を使って解説します。単価アップの実現方法に主眼を置き、会計+競争戦略+マーケティングのエッセンスを一体的に学ぶ内容です。このセミナーに参加することで自分の専門分野に「利益思考力」を加味し、より会社利益に貢献できる技術者を目指しましょう。
1.利益が生まれるメカニズムを理解する
(1)会社の成り立ちについて
(2)貸借対照表(BS)と損益計算書(PL)
(3)財務会計・税務会計・管理会計の違い
(4)会社のお金の流れ(BSとPLのつながり)
(5)利益の種類(PL)
(6)利益を増やすための2つの考え方
(7)限界利益とは
(8)変動費、固定費と限界利益の関係
(9)黒字の状態と赤字の状態
(10)個人ワーク:赤字事業の撤退判断
(11)売上の計上方法と利益の関係
(12)「値引きする」なら「おまけ」の方がまし?
(13)最も利益感度が高いのは「単価アップ」
2.単価アップを実現するための競争戦略の理解
(1)競争戦略の本質と3つの類型
(2)少が大に勝つためのランチェスター戦略とは
(3)ランチェスター法則について
(4)弱者と強者
(5)ランチェスター戦略をビジネスに応用する
(6)差別化の2つの考え方
(7)ランチェスター戦略の事例紹介
(8)個人ワーク:自社の戦略を確認する
(9)ランチェスター戦略の3つの結論
(10)市場シェアと目標数値
3.単価アップを実現するための顧客提供価値を理解する
(1)利益を生むための4つの方策について
(2)価格設定の考え方
(3)価格の上限・下限
(4)顧客提供価値の向上による単価アップ
(5)顧客提供価値における「機能的価値」
(6)BtoCビジネスで重要な「感情的価値」とは
(7)バルミューダに学ぶ感情的価値
(8)BtoBビジネスで重要な「経済的価値」とは
(9)キーエンスに学ぶ経済的価値
(10)個人ワーク:経済的価値に基づく値決め
4.高付加価値製品の開発で単価アップを実現する
(1)シーズ志向とニーズ志向
(2)ニーズ志向の事例紹介
(3)個人ワーク:ニーズ志向の製品開発
(4)シーズ志向の市場開発プロセス
(5)高収益製品の構造
(6)潜在ニーズと顕在ニーズ
(7)潜在ニーズを探索する質問
(8)潜在ニーズに基づく製品開発事例
(9)高付加価値製品の開発に向けた潜在ニーズの発掘
(10)個人ワーク:潜在ニーズの製品開発
(11)マスカスタム製品について
(12)本日のまとめ
5.質疑応答
1985年にキヤノン販売(現キヤノンMJ)に入社後、30年間で2500社以上の経営者と面会し、儲かる企業と儲からない企業の違いを体感。着実に利益成長する企業になるための方法について研究を行う。独立後はランチェスター戦略の専門家として、小規模NO.1、部分的NO.1を目指す企業の戦略づくりや実践の支援、黒字化支援コンサルティングなど、200社以上の経営力向上に貢献している。
近著「小さな会社の儲けの仕組みの教科書」(クローバー出版社)。