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COP28も踏まえた〜中東のエネルギー情勢〜
2月21日(水) 終了済
独立行政法人 エネルギー・金属鉱物資源機構
上席研究員
伊原 賢(いはら まさる) 氏
中東のペルシャ湾岸諸国は、我が国にとって重要な石油供給元であるが、ロシアのウクライナ侵攻やイスラエル・ガザ紛争も絡み、最近は不安定要素もある。中東・米国での10年余りの駐在経験も踏まえ、ペルシャ湾岸諸国の石油戦略、石油・天然ガス産業のエネルギー転換(エネトラ)を紹介する。国際エネルギー供給における中東の位置づけ、主要産油国の石油戦略-石油産業を取り巻く状況、同産業のエネトラへの対応について石油の安定供給と脱炭素とのバランスを考えたい。
1.国際エネルギー供給における中東の位置
2.主要産油国の石油戦略
3.石油・天然ガス産業のエネトラへの対応
4.中東を取り巻く環境(含むCOP28)
5.カーボンニュートラルへの日本の対応
6.産油国の二極分化(脱炭素対応への各国事情)
7.世界のエネルギーシステムへの取り組みを考える
8.質疑応答/名刺交換
1983年 東京大学工学部卒 旧石油公団に入団。1991年 タルサ大(米国オクラホマ州)大学院石油工学修士課程修了。1994年 東京大学博士(工学)号取得 石油学会奨励賞。1995年 アラブ首長国連邦ザクム油田操業。1999年 生産技術研究室長。2001年 天然ガス有効利用研究プロジェクトチームリーダー。2005年 JOGMECヒューストン事務所長。2008年 JOGMEC上席研究員。2016年 JOGMEC特命調査役、。2020年 JOGMEC担当調査役。戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)課題「脱炭素社会実現のためのエネルギーシステム」選考委員。石油学会 ペトロテック及び論文誌編集委員 正会員。(一財)国際石油・ガス・持続可能エネルギー協力機関(JCCP) 事業検討分科会委員 他。
【研究テーマ・著書他】石油・天然ガスの開発・利活用技術の調査分析をマスコミ他に発信。「石油資源の行方」コロナ社(共著)(2刷)2009年4月。「天然ガスパイプラインのすすめ」日本工業出版(共著)2011年3月。「シェールガス争奪戦」日刊工業新聞社 2011年9月(3刷)。「シェールガス革命とは何か」東洋経済新報社 2012年8月(3刷)。「天然ガスシフトの時代」日刊工業新聞社(共著)2012年12月。「NHK スペースシップアースの未来」NHK出版(協力)2014年5月。映画「バーニング・オーシャン」技術解説 2017年4月 他。