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系統用蓄電池を20年間安全に使う準備は出来てますか?〜長期運用中の想定外事象に対応する安全規格IEC62933-5-3発行〜
2月14日(水) 終了済
東京電力ホールディングス株式会社
エリアエネルギーイノベーション事業室
兼 経営技術戦略研究所(TRI) 経営戦略調査室
兼 TRI 事業開発推進室 電化開発プロジェクトG
スペシャリスト(蓄電池活用)
田代 洋一郎(たしろ よういちろう) 氏
カーボンニュートラルを達成するための長期脱炭素電源に蓄電池システム(BESS)がエントリー可能になり、蓄電池導入の機運が高まっています。
一方、一足早く導入が進展した米国や韓国では運用中のBESSの火災事故が頻発しており、切れ目ない安全対策が求められています。
このような状況に対応するため、IEC(国際電気標準会議)では運用中に想定外の事象が発生しても、安全を担保できるような考え方を取り纏めた新国際規格IEC62933-5-3:2023を2023年10月10日に発行しました。
今回の講演では、同国際規格の国際主査であり、作成者でもある講演者が、その内容と使い方を解説すると共に、BESSの設計・施工から運用終了までの安全全対策のポイントをお伝えします。
1.2023年のBESS火災事故事例
2.BESS火災事故の特徴
3.新IEC規格(IEC62933-5-3)の概要
4.同規格とIEC62933-5-2(JIS C 4441)の使い方
5.東京電力グループの安全対策
6.まとめ
7.質疑応答/名刺交換
1993年 東京電力株式会社入社。変電所の保守・運転・建設工事業務を経て2000年から技術開発研究所(現:経営技術戦略研究所)に勤務。蓄電池の評価・活用戦略策定、EV利用技術の調査・開発および国際標準規格化等を担務。現在、エリアエネルギーイノベーション事業室で街づくり業務を推進。IEC(国際電気標準会議)・TC120(電力貯蔵システム)の国際副幹事、MT7(IEC62933-5-2)コンビナー、WG5PT(IEC63933-5-3)国際リーダーほかを兼務。東京工科大非常勤講師。