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Beyond 5G(6G)に向けた技術戦略と通信業界の展望
1月31日(水) 終了済
総務省 国際戦略局 技術政策課長
川野 真稔(かわの まさとし) 氏
総務省では、Beyond 5Gを巡る国内外の様々な動向を踏まえ、Beyond 5Gの研究開発・国際標準化、社会実装、海外展開の取組について、有機的に連携しつつ、より効果的・実証的に推進していくため、2023年11月から新たな戦略の策定に向け検討を開始した。
本講演では、Beyond 5Gを巡る動向、次期戦略の策定に向けた検討の進め方等についてご紹介する。
1.Beyond 5Gを巡る国内外の動向
2.Beyond 5G基金事業について
3.次期戦略の策定に向けた検討
4.質疑応答/名刺交換
(株)情報通信総合研究所
ICTリサーチ・コンサルティング部 主席研究員
岸田 重行(きしだ しげゆき) 氏
世界の通信業界は、5G網の整備が進むものの、当初から期待されたような社会・産業基盤としての5G展開は、これまでのところ期待外れと言える。一方で、5G網の進化ではSA運用へ、そしてネットワーク・スライシング提供へ、という次のフェーズが待っており、ここから5Gならではのサービス展開の本格化も期待したいところだ。
しかし、5G網への各産業界からの期待は、5Gの能力を超えているものも多く、社会・産業の基盤としての通信網は5Gでは実現が難しいのかもしれない。世界の通信事業者にとっての喫緊の課題は省電力な通信ネットワーク運用であり、通信網の高度化が目指す方向は、5G導入当初からシフトしている面もあるだろう。
本講演では2030年以降の6G時代に向け、国内の通信業界はどのような課題設定をすべきか、国内の各業界は通信網にどのような見通しを持てるかについて、お考えいただく材料をご紹介する。
1.世界の通信事業者のマーケティングから考える、国内通信業界の特徴
2.国内の各業界が求める通信性能から考える、国内5G網の現在地
3.ビッグテックの通信ネットワークへの進出から考える、通信事業者の存在価値の変化
4.質疑応答/名刺交換
1995年4月に郵政省(現総務省)に入省。近年では、在アメリカ合衆国日本国大使館参事官、情報通信政策課調査官、料金サービス課長を歴任し、2022年7月に現職に就任。
1997年より、株式会社情報通信総合研究所にて世界のモバイル通信業界を長くフォロー。サービス動向、通信ネットワーク動向、企業戦略など対象領域は多岐にわたる。MWC Barcelonaには1998年より参加。講演、寄稿、登壇、メディア出演等多数。