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【経済産業省/日産自動車】
12月 5日(火) 終了済
経済産業省 産業技術環境局 資源循環経済課
総括補佐
吉川 泰弘(よしかわ やすひろ) 氏
近年では、廃棄物問題や気候変動問題に加え、世界的な資源需要と地政学的なリスクの高まりといった資源制約の観点から、資源の効率的・循環的な利用と付加価値の最大化を図る、「サーキュラーエコノミー」への移行が喫緊の課題となってきています。これまで主に廃棄物処理や3Rの観点で進めてきた資源循環を、経済活動として進めていく意義が高まっており、本講演では、サーキュラーエコノミーの最新の動向についてご紹介します。
1.これまでの資源循環経済政策
2.成長志向型の資源自律経済戦略
・競争環境整備(規制・ルール)
・政策支援(サーキュラーエコノミー・ツールキット)
・産官学連携(サーキュラーエコノミー・パートナーシップ)
3.サーキュラーエコノミーに関する産官学のパートナーシップ
4.動静脈連携の加速に向けた制度整備
5.質疑応答/名刺交換
日産自動車株式会社 企画・先行技術開発本部
材料技術部 車両材料開発グループ 主管
小松 基(こまつ もとる) 氏
世界でカーボンニュートラル、資源循環の波が押し寄せる中、欧州では資源循環の法規規制などの法規制も加速要因となり、自動車会社はカーボンニュートラル、資源循環に対して総力を挙げて取り組みを開始している。自動車の資源循環を進めるだけでなく他業界との連携も進め、サプライヤーチェーン全体、またはそれ以上の枠組みで使用するプラスチックの資源循環や低CO2材の材料開発を加速し、その採用を進めていく必要がある。以上のような背景のもとプラスチック材料の技術革新を進めるための素材ニーズについて紹介する。
1.どのようにカーボンニュートラルに取り組むのか
2.自動車におけるLCAのCO2指標
3.自動車用樹脂材料の資源循環の考え方
4.加速する電動化
5.質疑応答/名刺交換
2012年、経済産業省に入省。資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部省エネルギー課にて課長補佐として省エネルギー政策の企画・制度設計を担当。その後、大臣官房総務課にて課長補佐(国会担当)、法令審査専門官(総括)を務め、プラスチック資源循環促進法の立案などを担当。2021年7月より現職。プラスチック資源循環促進法の執行や資源循環経済政策の企画立案を担当。
1991年 日産自動車に入社。入社以来自動車用樹脂材料の業務を担当。主に内装の樹脂材料を担当(他にPP統合材、リサイクル、車室内VOC、プロジェクト、先行開発、etc.)。2008年 車体内外装、塗装材料主担として高分子材料、塗料を担当。2009年 中国の東風日産に科長として出向し、樹脂だけでなく鋼板、潤滑油含め全材料を担当し、主に部品の材料国産化を担当。2012年 日本に帰任し車体内外装の樹脂の主担として、主に内外装樹脂材料の先行開発、プロジェクト開発を担当。2017年 高分子材料グループ主管として先行、プロジェクト高分子材料と環境材料を担当。2019年 三菱自動車材料技術部担当部長として有機材料を担当。2021年 日産自動車に帰任し高分子材料グループ主管として先行、プロジェクト高分子材料と環境材料を担当。また高分子材料のカーボンニュートラル戦略策定に取り組む。