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EV化が進む中国市場と日本車の行方-EVシフトの実態/車載電池/日本企業の見通し-
11月29日(水) 終了済
中央大学 兼任教員 上海工程技術大学 客員教授
湯 進(たん じん) 氏
電気自動車(EV)を中心とする電動車両の世界販売台数が2023年に1400万台に達し、そのうち中国が全体の6割超を占める見通しだ。中国新車市場において、EVシフトが加速する一方、中国メーカーの躍進も著しく、特に昨年から今年にかけてBYDの勢いがますます増している。
日系自動車メーカー大手の中国販売台数は、2023年1〜9月にいずれも前年割れとなり、通年の日本車の中国販売はピークの2020年比、約3割減少すると予測される。価格競争が熾烈な中国新車市場で、「エンジン車とEV」の二刀流作戦を展開する日本車の巻き返しは、現実のものとなるだろうか。これから中国市場で日系サプライヤーがどうなるのか、その挽回策は?
本講義は中国の現場で得た生の情報を活用して、表と裏から中国自動車市場の最新動向について解説し、中国のEVシフトの実態を明らかにしたうえで、日本企業の中国事業を展望する。
1.アフターコロナの中国新車市場 〜市場需要・勢力図の変化
2.EVシフトの実態 〜EV市場の変化、国有大手・新興勢、SDVの動向
3.車載電池 〜CATLの動向、充電インフラ
4.日本メーカーの実態 〜課題および挽回策
5.日系サプライヤーへの示唆
6.質疑応答/名刺交換
※論考はあくまで個人的見解であり、所属組織とは無関係です
中央大学兼任教員、上海工程技術大学客員教授、博士(経済学)。
メガバンクの主任研究員として自動車・エレクトロニクス産業を中心とした中国の産業経済についての調査業務を経て、日本企業の中国事業を支援中。日経ビジネスオンライン「湯進の中国自動車最前線」、東洋経済オンライン「自動車最前線」、NIKKEIモビリティ「湯進のCATLウオッチ」、週刊エコノミストなどで中国EV・電池産業の情報を発信し、近著に「中国のCASE革命-2035年のモビリティ未来図」(日本経済新聞出版)。
湯進の「中国自動車最前線」(nikkei.com)
湯進|東洋経済「自動車最前線」(toyokeizai.n)