会場受講/ライブ配信
HAPS向け次世代電池の最新開発状況〜軽量化に特化した次世代電池の材料からパックまで〜
10月25日(水) 終了済
ソフトバンク株式会社 先端技術研究所
担当部長
齊藤 貴也(さいとう たかや) 氏
ドローン、空飛ぶクルマを始めとした次世代デバイスの開発が積極的に行われている。その中で、同じ空飛ぶ次世代デバイスとして、成層圏通信プラットフォーム(HAPS)がある。HAPSとは、ソーラーパネルと二次電池をパワーソースとした電動無人飛行機であり、地上約20キロメートルの成層圏から地上へと直接通信ネットワークを提供する空飛ぶ基地局のことである。
HAPSのような空飛ぶデバイスにおいては、電池の軽量化は飛行性能を左右する重要なファクターとなる。本講演では、軽量化に特化した次世代電池の材料からパックまでの開発状況を紹介する。
1.成層圏通信プラットフォーム(HAPS)とは
2.HAPSの課題と求められる電池性能
3.次世代電池の概要
・材料の種類
・プレイヤー
4.次世代電池パックの開発状況
・基礎構造の検討
・Li金属電池の安全性
・ドローンでの実証
・成層圏での実証
5.次世代電池材料の開発状況
・Li金属表面処理
・次世代樹脂箔
・固体電解質
・有機正極二次電池
6.HAPS用次世代電池の今後の展望
7.質疑応答/名刺交換
1998年3月、東京大学大学院工学系研究科の修士課程修了。
同年4月から電池メーカー数社にて、車載用の大型Liイオン二次電池の開発を担当。
2018年12月、ソフトバンク株式会社に入社。
先端技術開発本部に所属し、HAPS用電池の調達および開発に従事。
2019年7月から次世代電池の共同研究も担当し、現在に至る。