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生じてしまった医療事故・医療過誤への対応実務-法的観点を踏まえた医療現場対応の実践事例のポイント解説-
8月 5日(土) 終了済
井上法律事務所 弁護士
医療法務弁護士グループ代表
井上 清成(いのうえ きよなり) 氏
医療事故や医療過誤が発生したら、どうしたらよいのでしょうか?医療事故調査制度をはじめとして、謝罪、公表、警察届出、示談、民事訴訟、行政対応など、対応すべき段取りをあらかじめ把握しておく必要があります。本セミナーでは、それらへの対処事例を通じ、法的観点を踏まえた現場対応の実践の仕方のポイントを解説いたします。
1.「医療事故」の正しい定義と誤った定義
-誤った定義を流布している医師の講演に注意
2.「謝罪」の仕方のTPO
-謝ればよいというものではない
3.「公表」はしなくてもよい
-マスコミ対応のコツ
4.「異状死」という誤った警察届出の悪習慣
-外表異状説が確立するまでの歴史
5.示談の際のチェックポイント
-きちんと交渉するのは金額のことだけではない
6.医療過誤損害賠償請求訴訟の実務
-積極的な訴訟活動が鍵
7.行政(保健所、都道府県、厚労省、地方厚生局など)への対応の要領
-内部告発には要注意
8.質疑応答/名刺交換
1981年 東京大学法学部卒
1986年 弁護士登録(東京弁護士会所属)
1989年 井上法律事務所開設
2010年 厚生労働省社会保障審議会医療保険部会専門委員(出産育児一時金問題)
2012年 厚生労働省指導監査処分改善のための健康保険法改正研究会を設立し、石川善一弁護士と共同代表
2021年 保険医指導監査対策協会会長(保険医指導監査対応認定弁護士選考委員会委員長)
病院顧問、病院代理人を務める傍ら、医療法務に関する講演会、個別病院の研修会、論文執筆などの活動に従事。
現在、月刊集中に「経営に活かす法律の知恵袋」を連載中。
著書に『病院法務セミナー・よくわかる医療訴訟』(マイナビ)、『暴言・暴力・ハラスメントから職員を守る段階的対応』(日本看護協会出版会)、『個別指導・適時調査の通知が届いた時にどうするか』(日本医事新報社)など。