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長期脱炭素電源オークションと
7月19日(水) 終了済
森・濱田松本法律事務所 パートナー弁護士
木山 二郎(きやま じろう) 氏
森・濱田松本法律事務所 弁護士
塩見 典大(しおみ のりひろ) 氏
近時、カーボンニュートラルの実現を目指し、日本国内においても、各種制度の議論に進展が見られます。その中でも、2050年カーボンニュートラル実現と安定供給の両立に資する新規の電源投資を促進するための新たな制度である長期脱炭素電源オークションは、2024年1月の入札実施に向けて詳細論点についても議論が進展しています。また、新たに高度化法上の非化石エネルギー源に位置付けられた水素・アンモニアの普及に向けた制度措置が活発に議論されるとともに、大型蓄電池の活用についても議論が行われています。
カーボンニュートラルに向けた取組みを前進させるためには、これらの脱炭素電源に関する最新の議論を把握することが重要となります。
そこで、本講演では、政府の審議会の委員を務めるなど、電気事業に精通した弁護士が、新たな制度のポイントを概括し、現在の議論状況についてお話します。
1.長期脱炭素電源オークションの制度設計
(1)長期脱炭素電源オークションの目的・背景
(2)長期脱炭素電源オークションの概要
(3)長期脱炭素電源オークションを巡る各種論点
2.脱炭素電源としての水素・アンモニア
(1)水素・アンモニア混焼の動向
(2)水素・アンモニア混焼に関する各種規制
(3)水素・アンモニア混焼の普及に向けた各種支援
3.脱炭素電源としての蓄電池
(1)蓄電池に関する議論の動向
(2)蓄電池に関する各種規制
4.質疑応答/名刺交換
2010年、森・濱田松本法律事務所に入所。2021年パートナー就任。2014年から電力広域的運営推進機関(OCCTO)に出向し、同機関の設立に関与する。現在は出向経験を通じて培った知見を活かし、多数のエネルギー関連企業に対してアドバイスするほか、他の専門分野である危機管理・コンプライアンス、紛争処理、事業再生等とエネルギー分野が交錯する領域に特に専門的知見を有する。近著として、「生まれ変わる非化石価値取引市場 『非化石価値』を取引する新市場 需要家・小売事業者に与える影響」(エネルギーフォーラム)、「電力事業の市場環境と事業再生のポイント」(研究開発リーダー)、「電気事業とコンプライアンス」(電気新聞)など多数。
2017年、森・濱田松本法律事務所に入所。
入所当初より電力・ガス事業分野に関する契約書作成、電力・ガス小売ビジネスに関する各種相談、社内研修等に積極的に関与している。2019年から電力・ガス取引監視等委員会ネットワーク事業監視課・総務課に出向し、行為規制をはじめとする電力・ガスに関する制度設計の他各種対応に関与する。事務所へ復帰後は、多数のエネルギー関連企業においてセミナーの開催、アドバイスの実施を行うとともに、エネルギー分野の知見の集約・発信を積極的に行っている。