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生成AIをめぐる法律と実務〜国内外の各種規制に関する論点と今後の展望〜
7月21日(金) 終了済
森・濱田松本法律事務所 パートナー弁護士
内閣府AI戦略会議メンバー
自由民主党AIの進化と実装に関する
PTワーキンググループメンバー
岡田 淳(おかだ あつし) 氏
ここ数年のAIの進化と社会実装のペースは凄まじく、ChatGPTをはじめとして、大規模言語モデルに代表される基盤モデルのAIの進化が新たな経済成長の起爆剤として期待される一方で、AIのもたらす様々な法的リスクやこれに対する警戒感も高まっている。
本講演では、政府のAI戦略会議のメンバーであり、また自民党の「AIの進化と実装に関するプロジェクトチーム」ワーキンググループメンバーも務める講師が、生成AIをめぐる企業実務や国内外での法律問題を幅広く概観し、AIガバナンスの在り方や、各種規制に関する現在の議論と今後の展望につき解説する。
1.はじめに:
(1)自由民主党「AIホワイトペーパー」
(2)政府のAI戦略会議における論点整理とその後
2.生成AIをめぐる法的留意点と、企業での利活用実務
(1)企業における生成AIの利活用状況
(2)生成AIをめぐる主な法的リスク
(3)企業が生成AIを導入する際のルール整備と主な留意点
(4)各種ガイドラインの解説
3.生成AIと知的財産権
(1)AIによる著作権侵害をめぐる論点(学習段階、生成段階)
(2)AI生成物の知的財産権保護をめぐる論点
(3)国際的な議論状況
4.生成AIと個人情報、プライバシー
(1)日本の個人情報保護法における論点
(2)個人情報保護委員会による「注意喚起」の意義と、残された課題
(3)欧州をはじめとする海外における執行状況と議論
5.AI規制をめぐる議論と今後の展望
(1)国内における議論状況と今後の展望
(2)海外における規制動向
6.質疑応答/名刺交換
東京大学法学部、ハーバード大学ロースクール卒業。Weil, Gotshal & Manges法律事務所(シリコンバレー)で執務後、現職。経済産業省「AI・データ契約ガイドライン検討会」委員、同省「AIガバナンス・ガイドライン ワーキンググループ」委員、内閣府「スマートシティ分野アーキテクチャ検討会議」委員、特許庁「工業所有権審議会」試験委員、青山学院大学大学院客員教授、東京大学未来ビジョン研究センター客員研究員等を歴任。近時の著書として、『プラットフォームビジネスの法務〔第2版〕』(商事法務、2022年)、『データ利活用のための政策と戦略』(商事法務、2019年)、『AI・IoT・ビッグデータの法務最前線』(中央経済社、2019年)(いずれも共著)ほか。現在、内閣府「AI戦略会議」メンバー、自由民主党「AIの進化と実装に関するプロジェクトチーム」ワーキンググループメンバーも務める。