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二酸化炭素回収・利用・貯留(CCUS)の
7月12日(水) 終了済
(一財)電力中央研究所 サステナブルシステム研究本部
研究参事
下田 昭郎(しもた あきろう) 氏
パリ協定のもと、温暖化による気温上昇を1.5℃以下に抑えることを究極の目標とし、そのために将来的な温室効果ガスの排出を実質ゼロ(ネットゼロあるいはカーボンニュートラル)にすることが不可欠との認識が醸成されつつある。ネットゼロ達成には、多くの技術オプションを総動員することが必須であるが、CCUSは主要セクターの排出を直接削減するとともに、削減が困難なセクターの残存排出を大気中からCO2を直接除去することで相殺できるため、カーボンニュートラルにとって必須の技術と位置付けられる。
本セミナーでは、CCUSについて国内外の技術開発の最新情報、各国の普及政策等を紹介しつつ、今後の課題や普及について見通す。
1.序章
(1)CO2の特性
(2)CCUSのバリューチェーン
2.カーボンニュートラルにおけるCCUSの位置付け
(1)温暖化の現状と国際対応
(2)カーボンニュートラルとCCUS
3.世界の技術開発の現状
(1)世界のプロジェクトの現状
(2)プロジェクト事例
(3)CCUSの潮流
4.各国の普及政策
(1)CCUSの普及障壁
(2)各国のインセンティブ・普及政策
(3)日本の最新動向
5.纏め
6.質疑応答
1990年4月 電力中央研究所 入所
2006年〜2008年 中央電力協議会・電気事業連合会 出向 技術開発部 副部長
2015年〜2018年 武蔵野大学 客員研究員 非常勤講師
2020年〜 法政大学 兼任講師
学位:理学(博士)