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アップルの金融参入の衝撃〜デジタル金融の覇者は誰か〜
6月21日(水) 終了済
株式会社マリブジャパン 代表取締役
事業構想大学院大学 客員教授
高橋 克英(たかはし かつひで) 氏
アップルが米国で預金サービスを開始しました。クレジットカードに続く金融分野への進出により、アップル経済圏の拡大を目指しています。近い将来、アップルが日本でも同様の金融サービスを開始する可能性もあります。
その場合、ユーザーが受けるメリットは大きいものの、我が国のメガバンクや地銀だけでなく、SBIグループや楽天グループなど金融DX企業にとっては逆風となる可能性もあります。NISAの拡大、スーパーアプリやデジタル給与の解禁もあるなか、デジタル個人金融の最新動向を解説します。
1.アップルの金融参入の衝撃
(1)アップルが預金サービスを開始
(2)ゴールドマンとのクレジットカードに続く
(3)進む米大手金融とGAFAとの協働
(4)米国地銀にはシリコンバレーバンク破綻に続く逆風に
(5)アップル経済圏による囲い込みが加速
2.アップルが日本でも金融進出した場合の影響は
(1)メガバンクや地銀への影響
(2)SBIや楽天など金融DX企業への影響
(3)スーパーアプリとデジタル給与解禁の破壊力
(4)ヤマダ、高島屋、JR東日本、続々誕生する異業種銀行
(5)「みずほ楽天連合」の可能性は?
(6)「Olive」導入は「三井住友SBI連合」への布石か
(7)アップルに対抗できるのは、メガバンクか金融DX企業か
3.質疑応答
三菱銀行、シティグループ証券、シティバンク等にて四半世紀、主に銀行クレジットアナリスト、富裕層向け資産運用アドバイザーとして活躍。2013年金融コンサルティング会社マリブジャパンを設立。専門誌への寄稿、単行本の執筆、各種講演・メディア出演など広範に活動中。世界60か国以上を訪問。バハマ、モルディブ、パラオ、マリブ、ロスカボス、ドバイ、ハワイ、ニセコ、京都、沖縄など国内外リゾート地にも詳しい。映画「スターウォーズ」の著名コレクターでもある。1993年慶應義塾大学経済学部卒。2000年青山学院大学大学院 国際政治経済学研究科経済学修士課程修了。日本金融学会員。著書に『銀行ゼロ時代』(2019年)、『人生100年時代の銀行シニアビジネス事例』(2020年)、『なぜニセコだけが世界リゾートになったのか』(2020年)、『地銀消滅』(2021年)など多数。