会場受講/ライブ配信/アーカイブ配信(2週間、何度でもご視聴可)
【ChatGPTなどのAI技術の進化への対応】
〜法律と技術が交差するポイントを解き明かし、法的リスクを軽減する〜
6月29日(木) 終了済
三浦法律事務所 弁護士
池村 聡(いけむら さとし) 氏
昨今、ChatGPTや画像生成AIなど、生成AIの技術進化が著しく、急速に利用が拡大しており、これに伴い新たな法律問題が生じている。中でも著作権を巡っては、様々な論点が提起されており、大きな注目を集めている。例えば、日本の著作権法は、平成21年改正、同30年改正において、AI学習に伴う著作物利用に関し、寛容な権利制限規定が存在するところ、その是非等につき様々な議論がなされている。
本セミナーでは、AI関連の案件を数多く扱い、上記両改正に立法担当官や審議会ワーキングチーム委員として関与した経験を有する講師が、生成AIを巡る著作権法上の諸問題につき、現状の整理をするとともに、実務上の留意点等につき分かりやすく解説する。
1.問題の整理
2.既存著作物の機械学習と著作権
〜著作権法30条の4(旧47条の7)と生成AI〜
3.生成AIの利用と著作権①
〜既存著作物に類似したAI生成物と著作権侵害〜
4.生成AIの利用と著作権②
〜AI生成物の著作物性、利用規約との関係等〜
5.問題解決への方向性、必要性〜立法論or非立法論〜
6.その他
7.質疑応答/名刺交換
1999年早稲田大学法学部卒。2001年弁護士登録。マックス法律事務所(現 森・濱田松本法律事務所)を経て2019年三浦法律事務所設立。2009年〜2012年文化庁著作権課著作権調査官。現在、文化審議会著作権分科会法制度小委員会委員、著作権法学会監事、一般社団法人授業目的公衆送信補償金等管理協会(SARTRAS)理事など。『はじめての著作権法』(2018年、日経文庫)、『実務者のための著作権ハンドブック(新版)』(2022年、共著、CRIC)など著書・論文多数。