会場受講/ライブ配信/アーカイブ配信(2週間、何度でもご視聴可)
自民党web3ホワイトペーパーの徹底解説〜各種論点整理と今後の政策動向〜
5月15日(月) 終了済
森・濱田松本法律事務所 パートナー弁護士
一橋大学大学院法学研究科 特任教授
自由民主党デジタル社会推進本部web3PT有識者メンバー
増田 雅史(ますだ まさふみ) 氏
自民党デジタル社会推進本部に設置されたweb3プロジェクトチーム(web3PT=旧・NFT政策検討PT。座長:平将明衆院議員)は4月6日、「web3ホワイトペーパー 〜誰もがデジタル資産を利活用する時代へ〜」と題する提言書の案を公表しました。同PTによる昨年4月の「NFTホワイトペーパー」に続くものであり、政権与党発の政策提言として、わが国におけるweb3政策の道しるべとなるべきものといえます。
本セミナーでは、同PTに有識者メンバーとして参画し提言案の策定に関与した増田雅史弁護士を講師として、提言内容やその背景を解説します。
1.はじめに
(1)前提となる基礎知識:web3、NFT、メタバース
(2)前身となるNFTホワイトペーパー策定の経緯とその後の動向
(3)本ホワイトペーパーの位置づけ
2.「ただちに対処すべき論点」とされた事項
(1)国際的なルール策定へのわが国の貢献
(2)税制改正
(3)暗号資産発行企業等の会計監査の機会確保
(4)LLC型DAOに関する特別法の制定
(5)各種トークンの審査・発行・流通
(6)無許諾NFTへの対策と消費者保護
(7)金融機関のweb3事業への参入基準の明確化と実態に即した運用
(8)NFTビジネス
3.「議論を開始・深化すべき論点」とされた事項
(1)デジタル資産取引の私法上の取扱いの明確化
(2)web3を活用したわが国のコンテンツ産業の海外展開支援
(3)web3事業のライセンスのありかたについて
(4)安心・安全な利用環境
(5)アンホステッド・ウォレットの利活用に伴う論点の整理
(6)地方創生におけるweb3の活用
(7)国際社会と連携したマネーロンダリング・テロ資金供与対策のさらなる推進
(8)投資DAOに係る法制度の整備
(9)メタバースを活用した多様な人材活躍への論点整理
4.NFTホワイトペーパーで取り上げた施策の振り返りと進捗
5.質疑応答/名刺交換
森・濱田松本法律事務所パートナー(弁護士・ニューヨーク州弁護士)、一橋大学大学院法学研究科特任教授。スタンフォード大学ロースクール卒。理系学生から転じて弁護士となり、IT・デジタル分野を一貫して手掛ける。特にブロックチェーン分野やゲーム・ウェブサービスへの豊富なアドバイス経験を有する。近時はWeb3・メタバース分野に注力し、「政・官・産・学」あらゆる面で法実務・法政策に関与。ブロックチェーン推進協会(BCCC)アドバイザー、日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)NFT部会 法律顧問。ベストセラー『NFTの教科書』(共編著、朝日新聞出版・2021年)はじめ、著作・講演多数。近著は『いまさら聞けないWeb3、NFT、メタバースについて増田雅史先生に聞いてみた』(監修、Gakken・2023年)。