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空飛ぶクルマ(e-VTOL)の技術とビジネス〜多方面から見たe-VTOL最新動向とその未来〜
6月 5日(月) 終了済
有限会社エーエムクリエーション 取締役社長
松田 篤志(まつだ あつし) 氏
昨今の電動モビリティが注目される背景は、地球の環境変動対策としての温暖化ガス排出の削減に寄与することを期待してのことである。加えて温暖化ガス(二酸化炭素)の排出削減の対象は化石燃料を使用することにより排出される二酸化炭素であることに注意する必要がある。
地上を走るモビリティは電動化、ハイブリッド化により化石燃料によって生み出された運動エネルギーを回収(回生)することによって移動に必要なエネルギーを大きく削減できる。一方もともと位置エネルギーと運動エネルギーの交換が高効率で行われる航空機は移動のエネルギー削減には大きく寄与できない。
その中で航空機の電動化の意義と効果を考えるとともに、社会的ニーズとしての「空飛ぶクルマ」実現に向けて「e-VTOL」という技術、プロダクト、と普及に向けてのビジネスモデルの展望を解説する。
1.講演者の略歴と技術的背景
講演者の略歴と今までにかかわったテクノロジーについてのご紹介
2.「e-Mobility」の拡大背景とその役割
温暖化ガス排出削減(化石エネルギーの使用削減)と人の自由な移動の両立を目指す
次の「産業革命」としての移動の電動化トレンドについて
3.「e-VTOL」の技術的背景
航空機における電動化の意義と電動推進技術革新についての解説と
それに伴い生まれてきた多様な「航空機」コンセプトと新技術解説
4.空飛ぶ文明における「e-VTOL」の将来展望
果てしない人間の欲求と技術革新と安全安心低コストを両立させるビジネスモデルを引っ張るリーダー企業は?
5.まとめ
サスティナビリティという地球規模の最大トレンドを実現するための
多様なテクノロジーと「e-VTOL」のリーダー企業となるために。
6.質疑応答/名刺交換
1960年 福岡県北九州市生まれ。1979年 岡山県立岡山朝日高校卒業。1983年 日本大学理工学部航空宇宙工学科卒業。1983年 ヤマハ発動機(〜2002年)主に産業用無人ヘリの開発に従事。2002年 有限会社エーエムクリエーション設立。2007年〜2011年 慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科准教授、電気自動車研究室にて電気自動車開発に従事。2011年 中国科学院深セン先進技術研究院 教授(〜2015年)、主にインホイールモーターと純電動バス研究。2012年 慶應義塾大学大学院 SDM研究科特別研究教員(〜2014年)。2012年 慶應義塾大学医学部 精神神経科研究教員(〜2014年)。2018年 中国科学院天津先進技術研究院教授/天津市外国人専門家千人計画選任。等兼務し現在に至る。陸海空乗り物設計と乗り物遊びが趣味(兼 仕事)。