会場受講/ライブ配信/アーカイブ配信(2週間、何度でもご視聴可)
【ブロックチェーン技術が実空間マーケティングで何を生み出すのか】
〜地理空間情報連携による「また来ます」のつくりかた〜
4月28日(金) 終了済
株式会社電通グループ
電通イノベーションイニシアティブ
プロデューサー
兼 一般社団法人ブロックチェーン推進協会 理事
鈴木 淳一(すずき じゅんいち) 氏
インターネット空間における価値識別技術としてブロックチェーンが登場し、Web3.0(プラットフォーマーなど大きな組織と個人との対等な関係性)やSSI(自己主権型アイデンティティ)といった概念が現実のものとなってきました。近年は市井のクリエイターやエンジニアが知恵や知見を持ち寄り地域コミュニティが強化され、実空間の求心力がデジタル技術支援により高めらえていく、まちづくりの新たな動きも生まれています。実空間とデジタル空間を横断して個人の記録が保存・参照され、プラットフォームに依存しないアイデンティティ形成が加速するブロックチェーン新時代の到来を控え、デジタル空間での実績を与信として実空間で活用したり、実空間での実績をデジタル空間にて活用することが可能になる未来のCPS(サイバー・フィジカル・システム)の可能性を展望します。
本講演では、未来のCPSの中核技術と位置づけられるパブリックブロックチェーンやNFTについて、求められる時代背景を捉え初学者向けに解説するとともに、都市計画や空間デザインのアプリケーションモデルとしての実空間マーケティングへの応用について議論を展開します。
1.Web3.0 とブロックチェーン
2.個人の社会関係資本・人的資本を可視化・評価する
3.生活者の意識変化と消費行動への影響
4.トークングラフと価値観コミュニティ
5.Web3.0 関連プロトコル
6.証明から権利へ
7.ブロックチェーン・CPSの社会実装
8.質疑応答/名刺交換
株式会社電通グループ内のR&D組織、電通イノベーションイニシアティブにて先端技術の利活用による競争優位戦略、メディアコンテンツ流通戦略などを担当するほか一般社団法人ブロックチェーン推進協会(BCCC)理事を兼務。プラットフォームフリーかつトラストアンカーレスのトークンエコノミーが導く未来についてホワイトペーパー “Blockchain 3.0: Internet of Value”(IHIET)にて概念化し、近著・監修『ブロックチェーン3.0』(NTS)にて具体化を試みる。グランフロント大阪のICTコンセプトデザインを手掛け、2013年にAegis Award(LBS)最優秀賞。2016年よりブロックチェーン技術を用いたPoCを宮崎県綾町らと開始。またアウトリーチとしてCERNなどと未来の技術適用について議論する国際ワークショップ”Table Unstable”を主催。学術として放送大学では街づくりを、東京大学ではエシカル消費を研究。