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定置用蓄電池システム事業の技術開発と展望
4月20日(木) 終了済
東芝エネルギーシステムズ株式会社
エネルギーアグリゲーション事業部 技監
小林 武則(こばやし たけのり) 氏
2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、社会インフラとしての蓄電池への期待は大きい。わが国でも2022年8月に蓄電池産業戦略がとりまとめられ、系統用をはじめとする定置用蓄電池システムの導入と利活用を拡大する機運が急速に高まりつつある。
本講演では、新たな展開を迎えている定置用蓄電池システムの最新動向と各種事例について、東芝エネルギーシステムズの取り組みを交えて紹介し、今後を展望する。
1.東芝エネルギーシステムズ(株)のご紹介
(1)事業概要 〜カーボンニュートラルの実現に向けて〜
(2)蓄電池システムへの取り組み
2.定置用蓄電池システムの現状 〜期待と課題〜
(1)再エネ主力電源化に向けて期待される役割と課題
(2)蓄電池を取り巻く国内の最新動向(政策・制度など)
(3)実用化で先行する海外の最新動向(新たなビジネスモデルを含む)
3.東芝エネルギーシステムズ(株)が展開する蓄電池システム事業
(1)高安全で長寿命な東芝のリチウムイオン電池SCiB
(2)SCiBを用いた定置用蓄電池システムの各種事例
(3)蓄電池を活用したサービス事業への展開
4.定置用蓄電池システムの更なる利活用に向けた展望
(1)総論
(2)蓄電池の性能進化に向けた取り組み
(3)蓄電池の劣化診断技術の活用
(4)系統用蓄電池の利用拡大(需給調整、系統混雑解消、慣性力など)
(5)エネルギーマネジメントとの連携(マイクログリッド、アグリゲーションなど)
(6)新たなビジネスモデルの可能性
5.質疑応答/名刺交換
1995年2月 東京大学大学院工学系研究科電気工学専攻博士課程修了、博士(工学)。
1994年4月 株式会社東芝入社。電力系統分野の研究開発を担当し、電力自由化やスマートグリッドなどに
対応した新技術の開発・事業化にも携わる。
2011年7月 定置用蓄電池システム事業の立ち上げのため電力流通システム事業部に異動。
以降、技術開発や国際標準化を中心に同事業の推進に従事し、現在に至る。
2017年10月 分社化により東芝エネルギーシステムズ株式会社に承継。
2020年7月より現職(技監/シニアフェロー)。
<学協会関連>
電気学会上級会員、IEEE会員、IEC TC120(電気エネルギー貯蔵システム)エキスパート、(一社)再生可能エネルギー長期安定電源推進協会(REASP) 電源安定化委員会委員長、ほか。