会場受講/ライブ配信/アーカイブ配信(2週間、何度でもご視聴可)
【国際カード、BNPL、決済プラットフォーム、暗号資産、地域通貨】
〜新しい技術がもたらすインパクトを展望する〜
3月24日(金) 終了済
山本国際コンサルタンツ代表/明治学院大学法学部講師
山本 正行(やまもと まさゆき) 氏
2023年4月よりデジタル給与払いが解禁され、他にもCBDC(デジタル円)やWeb3.0を活用した地域通貨の発行などのキャッシュレス決済に新しい動きが出てきて注目されています。しかし、キャッシュレス決済の仕組みの基本について解説された文献や講義が少ない点が課題の一つです。本講義では、冒頭にキャッシュレス決済の基本を解説し、「聞きたくても聞けない」キャッシュレスの仕組みの理解の一助となる内容を予定しています。
キャッシュレス決済の基本解説に続き、キャッシュレス決済の海外、国内最新動向について解説します。世界的にはキャッシュレスサービスがスマホを軸にプラットフォーム化、グローバル化が進んでおり、日本への参入も増えています。ウイズコロナのキャッシュレス決済のあるべき姿を考えてみます。
本講演では、国内外の動向が事業者にもたらす影響、事業者が認識すべき事柄、また、日本のキャッシュレスビジネスの今後についてなど、幅広い内容について解説する予定です。
1.国際カードブランドのしくみ
(1)Visa/Mastercard/JCBなどのしくみ(クレジット・デビット・プリペイド)
(2)海外と国内の違い
(3)ブランドデビット・プリペイド
2.国際カードのビジネスモデルとシステム
(1)手数料構造(加盟店手数料、IRF:Interchange Reimbursement Feeなど)
(2)IRFと加盟店手数料の動向と課題
(3)決済ネットワーク(国際ブランド、CAFIS、CARDNETなど)
3.新しいキャッシュレス決済のしくみ
(1)スマホ決済(コード決済/タッチ決済)
(2)BNPL(後払い決済)の現状と今後(国内・海外事例)
(3)デジタルプラットフォームとキャッシュレス決済
(4)仮想通貨(暗号資産)とステーブルコイン
4.注目すべき新しい動きと業界へのインパクト
(1)デジタル給与払い
(2)CBDC(デジタル円)
(3)法人決済(B to B)
(4)地域通貨とWeb3.0
5.日本のキャッシュレス決済の今後
(1)キャッシュレス決済ビジネス総括
(2)国内金融機関やクレジットカード会社の今後
6.質疑応答/名刺交換
●上記以外に講義または配布資料に含まれる予定のキーワード(解説せず資料のみとなるものも含む)
PayPay/LINE Pay/d払い/au Pay/楽天ペイ/Apple Pay/Google Pay/決済代行会社(PSP)/iTunesギフト/Google Playギフト/コンビニ後払い/キャッシュ/バンドルカード、など
インテル、決済ブランド会社のマスターカード、ビザを経て、2005年に独立。現在は山本国際コンサルタンツ合同会社代表、株式会社アリアドネ・インターナショナル・コンサルティング代表取締役、明治学院大学法学部講師、など。決済サービスの専門家で、企業の決済関連事業のアドバイザリーなどを務める。行政の役も多く、国民生活センターなどと連携し、電子決済が絡む消費者問題の解決も支援。著書:「カード決済業務の全て」(きんざい)、「キャッシュレス決済最前線」(キャッシュレス決済研究会)など多数。