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カーボンニュートラル社会を支えるカーボンリサイクル研究
3月17日(金) 終了済
(一財)エネルギー総合工学研究所
プロジェクト試験研究部
炭素循環エネルギーグループ 副主席研究員
酒井 奨(さかい すすむ) 氏
将来のカーボンニュートラル社会の実現に向けて、各国が様々な施策を打ち出している一方で、昨今のウクライナ情勢は、エネルギーの安定供給に大きな影を落としています。そして政策面では、長期的なGHG排出量削減の目標は不変も、経済の維持・向上を目指すが故に再生可能エネルギーと化石燃料(資源)の取り扱い方について揺れています。
本セミナーでは、この解決策として各国で研究開発が進むカーボンリサイクルに着目し、これを構成するCO2分離回収やCCUSなどの基本的な考え方や開発状況、課題や将来展望などを紹介します。
1.はじめに
(1)2050年カーボンニュートラル実現の難しさ
(2)エネルギーフローから見たCO2排出量
(3)再生可能エネルギーの見方と考え方
(4)カーボンリサイクルの重要性
2.CO2分離回収技術
(1)どこからどの技術で何のために?
(2)技術の種類と概要と開発状況
(3)Direct Air Capture(DAC)について
3.CO2有効利用技術(CCU)
(1)CO2から何をつくるか?
(2)CO2削減効果との関連性
(3)エネルギーシステムの中のCCU
4.CO2貯留(CCS)
(1)CCSの現状とインパクト
(2)CO2-EORとの違い
(3)その他(CO2輸送など)
5.カーボンニュートラル社会を支えるカーボンリサイクル
6.さいごに
7.質疑応答
2000年3月 静岡大学大学院理工学研究科修了。博士(工学)。
2000年4月〜 信州大学・ポスドク研究員。
2001年3月〜 カナダ・ビクトリア大学、ポスドク研究員。
2003年4月〜 静岡県工業技術研究所、上席研究員。
2014年1月〜 現在
エネルギー総合工学研究所、プロジェクト試験研究部、炭素循環エネルギーグループ、副主席研究員。