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ハプティクス(触覚)技術がもたらす近未来
-基礎と社会展開に向けた課題、最新動向
-様々な分野で期待されている新たなユーザーインタフェース
2月15日(水) 終了済
東京大学 大学院新領域創成科学研究科
講師
吉元 俊輔(よしもと しゅんすけ) 氏
「ハプティクス技術」は、アクチュエータなどによって生成した刺激を身体に提示することで人工的に触覚を伝える新たな情報伝達手段であり、様々な分野で活用が期待されている。
近年では、ロボットや人工知能、拡張現実などの普及とともに、遠隔操作ロボットの触覚フィードバックや、バーチャルリアリティにおける触感再現、装具の触覚提示機能、医療・福祉用の運動支援インタフェースなどを始め、ハプティクス技術に対する関心がますます高まっている。
本セミナーでは、ハプティクス技術の応用が期待される様々な事例を紹介するとともに、その社会展開の障壁となっている技術や実装上の課題を基礎から解説する。
1.ハプティクス技術の基礎
2.遠隔操作ロボットの触覚フィードバック
3.バーチャルリアリティにおける触感再現
4.医療・福祉用の運動支援インタフェース
5.触覚をいかに評価するか
6.最新技術の紹介
7.質疑応答
令和2年度東京大学卓越研究。博士(工学)。2011年〜2012年 日本学術振興会 特別研究員(DC1)、大阪大学大学院基礎工学研究科で触覚デバイスに関する研究に従事.2012年〜2019年 大阪大学 助教、システム創成専攻でパターン計測に関する研究に従事、機能創成専攻でインタフェース・生体医工学に関する研究に従事。2019年より東京大学 講師、精密工学・人間環境学専攻でメカトロニクスに関する研究に従事。生体医工学シンポジウム ベストリサーチアワード(2010、2011、2012)、2015年IEEE EMBS Japan Chapter Young Researcher Awardなど受賞多数。日本生体医工学会生体医工学シンポジウムWG副委員長、日本バーチャルリアリティ学会ハプティクス研究委員会副委員長などを務める。