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【米中欧の企業、政府の巨額投資による競争激化】
〜ハード、ソフトの実用化・ビジネス展望〜
3月 3日(金) 終了済
国立研究開発法人産業技術総合研究所
新原理コンピューティング研究センター
副研究センター長
川畑 史郎(かわばた しろう) 氏
量子コンピュータを巡る動きが大きく活発化し、多くの企業が量子コンピュータ分野に続々と参入するようになってきた。最近IBMは、433量子ビットの超伝導量子コンピュータOspreyを発表し、大規模集積化と高性能化に向けた研究開発を大きく加速すると発表した。
また、アメリカ・中国・欧州・ドイツ・フランス・イギリス・台湾・韓国・ロシアは、ここ数年で巨額の研究開発予算を量子コンピュータ分野に投入している。日本においても2022年に量子未来社会ビジョンが策定され、今後量子コンピュータの研究開発が大きく加速すると期待されている。その一方で、実用レベルの誤り耐性汎用量子コンピュータ実現のためには想像を絶する多くの課題を克服する必要がある。そのため、量子コンピュータの社会実装までには20〜30年の長い年月が必要であると考えられている。
本セミナーにおいては、量子コンピュータの基礎、最新研究開発動向、技術課題、ビジネス展開の可能性について紹介する。
1.今何が起こっているのか?
2.量子コンピュータの基礎
3.ハードウェアの最新動向
4.ソフトウェア・クラウドの最新動向
5.技術課題と将来展望
6.質疑応答/名刺交換
1995年 名古屋大学大学院工学研究科結晶材料工学専攻修士課程修了。1998年 大阪市立大学大学院工学研究科応用物理学専攻博士課程修了。1998年 通産省電子技術総合研究所研究員。2001年 産業技術総合研究所研究員。2017年 同所研究グループ長。2021年 同所 副研究センター長。併任:文科省光・量子飛躍フラッグシッププログラQ-LEAP サブプログラムディレクタ(量子情報処理領域、人材育成プログラム領域)。NEDO高効率・高速処理を可能とするAIチップ・次世代コンピューティングの技術開発 量子関連コンピューティング技術 プロジェクトリーダー。一般社団法人量子ICTフォーラム理事。