■会場受講 ■ライブ配信 ■アーカイブ配信(2週間、何度でもご視聴可)
車載ディスプレイの最新トレンドと将来技術-デジタルコックピット開発競争の行方-
12月19日(月) 終了済
株式会社テクノ・システム・リサーチ
アシスタントディレクター
桜井 幸広(さくらい ゆきひろ) 氏
近年の自動車では、インスツメントクラスターとダッシュボード中央部にディスプレイを標準搭載する仕様が一般的になりつつあり、車両一台あたりのディスプレイ搭載枚数が上昇を続けていることから、車載ディスプレイ市場は堅調な成長が続いている。
将来的に自動運転の本格普及が見込まれる中で、必要な情報を最適な箇所に最適なタイミングで表示するために、車室内のディスプレイが果たす役割はより重要度を増している。
車載ディスプレイの高性能化やデザインの進化は、主に欧米の高級自動車メーカーが牽引してきたが、近年はTeslaや中国の新興自動車メーカーのEVにおいて大型サイズのデジタルコックピットや斬新的な車室内デザインをいち早く取り入れており、業界の注目を集めている。
本講演では車載ディスプレイの市場動向および、これからの車載ディスプレイに要求される技術動向や将来予測を、市場の最新情報をもとに解説する。
1.車載ディスプレイ市場の概要
(1)対象製品および製品定義 (2)本講演の対象となるディスプレイおよびモジュール構成
2.車載ディスプレイの市場動向
(1)搭載箇所別動向(CID、Instrument Cluster、e-Mirror) (2)ディスプレイ仕様別(LCD/OLED)
(3)スクリーンサイズ別動向 (4)車載ディスプレイ市場におけるサプライチェーンの変化
(5)EVシフトが車載ディスプレイ市場に与える影響
3.車載ディスプレイに対する技術要求
(1)大型・曲面形状を実現するカバーガラス技術 (2)ディスプレイモジュールの低反射技術
(3)シームレスディスプレイ (4)German OEM Specについて
(5)大型ディスプレイ採用時の技術的課題
4.車載ディスプレイのデザイントレンド・将来トレンド
(1)車載ディスプレイデザインの変遷 (2)マルチディスプレイと超大型ディスプレイ
(3)自動車HMIの最新トレンド (4)最新のコンセプトカーから見るディスプレイデザインの将来トレンド
5.質疑応答/名刺交換
※講演項目の追加、名称変更および項目順序を変更する場合がございます。予めご了承ください
2006年 株式会社テクノ・システム・リサーチ入社。同年よりディスプレイグループに所属し、カーナビやディスプレイオーディオ、PNDなど車載機器製品やディスプレイ部材市場の調査・分析に携わる。
2012年に市場調査会社として初めて車載ディスプレイの専門調査レポート「車載ディスプレイ市場のマーケティング分析」を刊行、国内外のCar OEM、Tier1〜Tier3企業に対して幅広い情報提供を行っている。車載ディスプレイに対しては、車載機器市場からTFT-LCD/AMOLED、ディスプレイ部材に至るまで一貫した調査を行い、現在に至る。