■会場受講 ■ライブ配信 ■アーカイブ配信(2週間、何度でもご視聴可)
今こそ押さえておくべき
11月29日(火) 終了済
森・濱田松本法律事務所 パートナー弁護士
木山 二郎(きやま じろう) 氏
日本において、2050年のカーボンニュートラルの実現を目指すことが宣言されて以降、日本国内における環境問題に対する意識は高まりを見せています。また、東京都が2025年4月から都内の住戸に太陽光パネルの設置を義務化され、行政主導で環境問題への取組みが推進されるなど、企業としても、カーボンニュートラルの実現に向けた取組みは無視することはできません。
そこで、今、企業としては、環境価値取引の基本を押さえ、その重要な手段であるコーポレートPPAのポイントを押さえておくことが必要といえます。特にコーポレートPPAには、様々なスキームが考案されているところ、各スキームのメリット・デメリットを正しく理解しておくことが重要です。
そこで、本講演においては、まずは環境価値取引の基本を押さえつつ、コーポレートPPAのスキーム構築のポイントや契約上の留意点を解説いたします。
1.環境価値の意義
(1)環境価値の法令上の位置付け
(2)環境価値に関連する制度的枠組み
(3)環境価値の調達方法〜相対調達と市場調達〜
2.コーポレートPPAの全体像
(1)コーポレートPPAの概要
(2)フィジカルPPAの各種スキーム
(3)フィジカルPPA〜オンサイトPPAとオフサイトPPA
(4)バーチャルPPA
3.コーポレートPPAの主要なリスクとポイント
(1)コーポレートPPAに潜む潜在的リスク
(2)各スキームのリスクの分析
(3)リスクヘッジのための契約上の手当てのポイント
4.質疑応答/名刺交換
2010年、森・濱田松本法律事務所に入所。2021年パートナー就任。2014年から電力広域的運営推進機関(OCCTO)に出向し、同機関の設立に関与する。現在は出向経験を通じて培った知見を活かし、多数のエネルギー関連企業に対してアドバイスするほか、他の専門分野である危機管理・コンプライアンス、紛争処理、事業再生等とエネルギー分野が交錯する領域に特に専門的知見を有する。近著として、「生まれ変わる非化石価値取引市場 『非化石価値』を取引する新市場 需要家・小売事業者に与える影響」(エネルギーフォーラム)、「電力事業の市場環境と事業再生のポイント」(研究開発リーダー)、「電気事業とコンプライアンス」(電気新聞)など多数。