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【カーボンニュートラル達成に向けた水素の役割】
〜主要国の政策、主要プレーヤーが狙う水素戦略〜
11月 7日(月) 終了済
武蔵野大学 客員教授/環境エコノミスト
西脇 文男(にしわき ふみお) 氏
2050年カーボンニュートラル達成には水素エネルギーの利活用が不可欠との認識が世界で共有され、本格的な社会実装に向けて世界は大きく動き出した。
水素は、EVでは力不足な大型重量車両や船舶、航空機等に、また火力発電や鉄鋼、化学工業等の脱炭素化に、化石資源に代る原・燃料として利用できる。更に、水素には化石燃料の代替という以外に「エネルギーキャリア」という、将来のエネルギー社会の中核となる機能も期待されている。
本講演では、水素利用技術の開発状況や実用化に向けた世界の最新動向、今後需要の急拡大が予想されるグリーン水素製造の大規模プロジェクト、水素関連企業の動向等について解説します。
1.温暖化対策の切り札「水素エネルギー」
-水素エネルギーの可能性とビジネスチャンス
2.モビリティー水素燃料
-FCV普及拡大に向けた世界の動き、各国の戦略(大型・重量車両を中心に)
-FCV以外にも広がる水素燃料(産業用車両、鉄道、船舶、航空機)
-FCVおよび水素ステーション関連機器の主要メーカー
3.燃料電池と水素発電
4.水素を原料とする製鉄、化学品製造の技術開発動向
5.水素の製造・輸送・貯蔵
6.エネルギーキャリアとして期待される役割と広がる可能性
7.世界の大規模グリーン水素プロジェクト
8.質疑応答/名刺交換
1946年生。東京大学経済学部卒。日本興業銀行取締役、興銀リース(株)副社長、DOWAホールディングス(株)常勤監査役を歴任。2013年より武蔵野大学客員教授。
主な著書:日本の国家戦略「水素エネルギー」で飛躍するビジネス(東洋経済新報社)。再生可能エネルギーがわかる(日本経済新聞出版社)。レアメタル・レアアースがわかる(日本経済新聞出版社)など。