SSK 株式会社 新社会システム総合研究所

■ライブ配信 ■アーカイブ配信(2週間、何度でもご視聴可)

CCS市場の特性と事業機会

No.
S22572
会 場
会場受講はございません

開催日
2022年11月18日(金) 13:00~15:00 終了済
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受講料
1名につき 33,200円(税込)
同一のお申込フォームよりお申込の場合、2人目以降 27,500円(税込)
備 考
事前に、セミナー講師へのご期待、ご要望、ご質問をお受けしております。
可能な限り講義に盛り込んでいただきますので
お申込フォームの質問欄を是非ご活用ください。


■ライブ配信について
<1>Zoomにてライブ配信致します。
<2>お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ視聴用URLとID・PASSを開催前日までに
   お送り致しますので、開催日時にZoomへご参加ください。

■アーカイブ配信について
<1>開催日より3〜5営業日後を目安にVimeoにて配信致します。
<2>お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ収録動画配信のご用意ができ次第、
   視聴用URLをお送り致します。
<3>動画は公開日より2週間、何度でもご都合の良い時間にご視聴頂けます。

※ライブ配信受講者様で、アーカイブ配信もご希望の場合は
 追加料金11,000円(税込)で承ります。
 ご希望の場合は備考欄に「
アーカイブ配信追加受講希望」と記入ください。

会場受講以外の受講方法について詳しくはこちらをご確認下さい。

11月18日(金) 終了済

CCS市場の特性と事業機会

株式会社三菱総合研究所 サステナビリティ本部 
気候変動ソリューショングループ 主任研究員
野本 哲也(のもと てつや) 氏

13:00~15:00

世界的なカーボンニュートラルの急進を受けて、将来の地球温暖化対策技術と見なされていたCCSについて、できる限り早期での社会実装が期待され始めた。CCSへの期待の背景には、2020年から運用が開始されたパリ協定を受けて、各国がカーボンニュートラル目標を掲げていく中で、全ての産業・業種における削減対策が厳しく求められるようになってきている点にある。このうちCCSは、これまで削減が困難とされていた産業セクターや、電力供給安定化のために今後も必要とされる負荷追従型の火力発電所において、重要な削減対策として、世界の産業界がにわかに傾注している。加えて、CCSは、全世界のカーボンニュートラル達成に必要不可欠な炭素除去につながるネガティブエミッション技術の基盤技術としても期待されている。
ただし、CCSについては、前述した期待の反面、CO2回収から輸送、貯留に要する総投入エネルギーや設備導入コスト、さらには各プロセスでのCO2漏えいリスクや長期貯留の実現性等の観点からさまざまな意見が存在する。その一方で、実装に向けた技術開発や制度整備が各国で進み、特に排出源に隣接する適地など好条件プロジェクトから段階的に事業化構想が進んでいる。本講演では、立ち上がりつつあるCCS市場の特性や、今後の事業機会について解説する。

1.CCSを巡る背景情報
 (1)CCS/CCU/CDRとは
 (2)カーボンニュートラル達成に向けたCCSの位置づけと社会実装モデル
 (3)CCSの取組状況と今後の見通し

2.CCSを構成する技術:分類と開発課題
 (1)CO2回収技術
 (2)CO2輸送技術
 (3)CO2貯留技術

3.CCSによる環境価値:制度と手法
 (1)炭素クレジット:公的制度/自主的制度
 (2)製品認証:ブルー水素/アンモニア認証
 (3)炭素会計:公的制度/企業開示

4.CCSの事業機会:導入ポテンシャルと政策動向
 (1)ベンチマークとなるCCS先進国:欧米豪
 (2)黎明期であるASEAN・中東
 (3)日本

5.質疑応答

野本 哲也(のもと てつや) 氏
2010年 東京大学大学院 新領域創成科学研究科 環境システム学専攻 修士課程修了
2010年 株式会社三菱総合研究所 入社
入社以来、東南アジアを中心とした新興国をターゲット市場として、省エネ、マイクログリッド、CCUS分野のビジネス展開支援を担当。対象国におけるエネルギー転換、低炭素化・脱炭素化に関する法規制や政策動向調査、地場機関やパートナー候補等からのリアルな声を基にした調査分析/関係構築支援に従事。