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【CASEに向けた車載機器の進化】
11月18日(金) 終了済
車載エレクトロニクス実装研究所 代表
三宅 敏広(みやけ としひろ) 氏
自動車技術は、4つのキーワード、自動運転・ADAS (Advanced Driver Assistance System)、コネクテッド、シェアリング、及び 電動化の方向への大きな技術革新が進みつつある (CASE: Connected, Autonomous, Shared & Service, Electric)。
本講演では、CASEに向けた自動車、カーエレクトロニクスの動向について述べるとともに、車載機器の形態の変化に着目し、今後実現するべき車載機器の実装構造を捉え、構造を成立させる実装技術の課題について解説する。
<1>CASEに向けた自動車の機能と車載機器の進化
(1)従来のカーエレクトロニクス:多様化・高機能化
(2)CASE革命:ビジネスの変化と自動車技術の方向性
<2>CASEに向けた主な車載機器構造の変化
(1)CASEに向けた車の機能と車載機器の進化
(2)CASEに向けた主な車載機器と実装構造(まとめ)
(3)CASEに向けた車載機器構造の変化:C,A,S(通信)
1.MaaSシステムのハードウェア構成
2.統合通信モジュール
(4)CASEに向けた車載機器構造の変化:C,A,S(AD・ADAS)
1.自動運転(AD)・運転支援システム(ADAS)の構成
2.AD・ADASシステムセンシング機器
3.ミリ波レーダの実装構造
4.LiDARの実装構造
5.AD・ADAS ECU
(5)CASEに向けた車載機器構造の変化:C,A,S(車両運動制御機器)
1.車両運動制御システムと主な車載機器
2.車両運動制御機器の事例EPS
(6)CASEに向けた車載機器構造の変化:E 電動化
1.電動パワートレイン車載機器の構成
2.電源機器・電池パックの構成
3.電池パック実装構造の例
4.パワーコントロールユニット(PCU)の内部構成
5.第2世代プリウスのパワーコントロールユニット分解調査結果
6.マイルドハイブリッド(MHEV)の動向
7.CASEに向けた車載機器実装構造の変化まとめ
<3>CASEに向けた実装構造の詳細と課題
(1)C,A,S(通信)
1.通信機器:構造の動向と実装課題
(2)C,A,S(AD・ADAS)
1.車外センシング:構造の動向と実装課題
2.車両運動制御:構造の動向と実装課題
(3)E 電動化
1.電源(車載充電器)
・車載充電器(プリウス PHV)の構造
・充電器、電源回路:構造の動向と実装課題
2.電力変換(インバータ、PCU)
・PCUの小型・高出力密度化の動向
・SiC採用によるPCUの小型化
・インバータ、PCU:構造の動向と実装課題
3.電力変換(DC-DCコンバータ)
・DC-DCコンバータの動向・内部構造
・DC-DCコンバータ:構造の動向と実装課題
<4>質疑応答/名刺交換
1985年 岐阜大学大学院工学研究科修士課程修了、1991年 株式会社デンソー入社、生産技術開発部にてプリント配線板および接続技術開発に従事、2009年 岐阜大学大学院工学研究科博士後期課程物質工学専攻修了、博士(工学)。2012年 電子系部署に異動し、車載実装技術戦略企画および開発に従事(現在、エレクトロニクス製品基盤技術部に所属)。
2019年 デンソー勤務と兼業で、車載機器関連商品専門のコンサルティング個人事業「車載エレクトロニクス実装研究所」を開始し、車載機器の実装・組付向け部品・材料・加工関連商品の、競合に勝つ開発戦略構築と開発推進、講演、執筆に従事、(一社)エレクトロニクス実装学会において常任理事を歴任、カーエレクトロニクス研究会主査として活動中。