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EVの欧米勢の脅威とアップルカーの真相〜特許情報・IPランドスケープで実態を炙り出す〜
9月29日(木) 終了済
株式会社知財ランドスケープ 代表取締役CEO
弁理士 シニア知的財産アナリスト(AIPE認定)
山内 明(やまうち あきら) 氏
「過熱するグローバルなEV開発競争において日本勢に死角は無いか!?」というお題に答えたEV編と、「ベールに包まれたアップルカーの真相は!?」というお題に答えたアップルカー編。EV編では日経モビリティの連載、アップルカー編では日経朝刊の連載の基礎となった分析結果をそれぞれ惜しみなく披露。グーグルの自動運転技術の脅威を2015年に炙り出して以来、自動車×IPランドスケープにおいて第一線で活躍を続ける講師による渾身の最新講座。
<EVの欧米勢の強み>
1.母集団設定〜マクロ分析(出願人顔触れ確認)
-日本の3大OEMがトップ10入りするも、近年、欧韓勢が追い上げ、そして存在感を増す米国勢(FORD、GM)
2.重要特許への絞り込み(出願人顔触れ確認)
-Top6:トヨタ、ホンダ、FORD、日産、GM、VW
3.OEM欧米3社の強み①FORD編
-自動運転×サービス(メンテナンス含む)、空調/2次電池監視・制御へ傾注
4.OEM欧米3社の強み②VW・AUD編
-超急速充電対応を実現するための強力かつ高度な熱マネジメントシステム
5.OEM欧米3社の強み分析③GM編
-ロボット方式給電装置で先駆的
<アップルカー戦略考察(機能要素編)>
6.時系列マップ(機能要素編)
①2010〜2016年はナビ/iPhone連携 ②2016〜2018年はセンシング/自動運転連携
③2015〜2020年は通信への傾注 ④2020〜2021年は充電/電池 ⑤2022年はシェアリング
7.重要機能特許①(自動運転)
-高速道路の合流等、難度の高い状況であっても安全かつ確実な自動運転を実現するべくAIによる最適制御
8.重要機能特許②(XR/メタバース)
-自動運転を想定し、建物の奥に隠れた車両の見える化、別の空間の相手が隣座席に居るように見せる等
9.重要機能特許③(熱マネジメント)
-EV固有の信頼性/航続距離の両立という課題解決のための熱マネジメントの高度化
10.通信分野でのINTELとの協働成果(V2V/V2X)
-V2V/V2Xを通じた自動運転面でのシナジ
11.ハードウェア(インフラ)特許、ソフトウェア(サービス)特許
-電池や充電コネクタ等のハードとシェアリングサービス等のソフト
<アップルカー戦略考察(ハードウェア編)>
12.時系列マップ(ハードウェア編)
①ディスプレイと②照明/ミラーであり、いわゆるUI/UX関連が先行
2017年以降にピークが来るのは、③窓、④ドア、⑤シート、⑥ブレーキ、⑦サスペンション
13.重要ハードウェア特許①(スマートミラー)
-情報量/精度と視認性を両立し、ミラーレスの近未来的なデザインを実現
14.重要ハードウェア特許②(スマート照明)
15.重要ハードウェア特許③(スマートシート)
16.重要ハードウェア特許④(スマートドア)
17.質疑応答/名刺交換
大学、大学院では機械制御工学を専攻し、大手メーカでの開発業務、大手特許事務所での特許出願権利化業務、商社系知財戦略ベンチャーやシンクタンクでの知財コンサルティングの業務に従事する。シンクタンク時代にIPランドスケープ実践に役立つ知財情報戦略を確立し、互教の精神で啓発活動と手法改良に努める。現在は、IPランドスケープ専業の(株)知財ランドスケープの代表を務めつつ、最新手法IPランドスケープ3.0実践によるビジネスコンサルティングに取り組んでいる。2019年にはJAPIO理事長賞(活用研究功労者)を受賞。2020年にはIAM Strategy 300、2021年にはIAM Strategy 300 Global Leadersに選出される。