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【内閣府/野村総合研究所】
7月20日(水) 終了済
内閣府 科学技術・イノベーション推進事務局
政策企画調査官(量子・マテリアル)
増田 幸一郎(ますだ こういちろう) 氏
2020年1月に我が国初めての「量子技術イノベーション戦略」が策定された。しかしながら、量子技術は日進月歩の勢いで発展しており、また、DXの急速な進展、カーボンニュートラルなど急激に変化する社会情勢に対し、量子技術の役割が増大してきた。
このような環境変化を踏まえ、国際競争力を確保して、産業の成長機会創出やカーボンニュートラル等の社会課題の解決のため、量子技術により目指すべき未来社会ビジョンを検討した。
量子技術に関する国内外の動向を交え、本年4月に策定した「量子未来社会ビジョン」を解説する。
1.量子技術とは
2.量子技術イノベーション戦略
3.量子に関する各国の動向
4.量子未来社会ビジョン
5.質疑応答/名刺交換
株式会社野村総合研究所
DX基盤事業本部 IT基盤技術戦略室
エキスパート研究員
藤吉 栄二(ふじよし えいじ) 氏
量子コンピュータを取り巻く状況は日々変化している。近年は、IBMやグーグルに加えて、多数のスタートアップが新方式のハードウェアの開発に着手し、大手ユーザー企業は量子コンピュータの活用にチャレンジするなど、取り組みが活発化している。
量子コンピュータは「すでに利用できる」、「使い物になるには10年から20年を要する」など、さまざまな意見があるが、正しい量子コンピュータの現状理解と、実用化に向けた準備が必要である。
本講演では、目まぐるしく変化する量子コンピュータハードウェアの開発とアルゴリズム検討の現状とを整理し、将来量子コンピュータを利用する企業が今後取り組むべき視点や課題を紹介する。
1.量子コンピュータへの期待
2.量子コンピュータ開発の現在地
3.今後の展望とロードマップ
4.企業活動の課題と展望
5.質疑応答/名刺交換
東京理科大学理工学電気工学科卒、理工学研究科修士修了。1991年日本電気株式会社入社。電磁環境工学、映像技術等の研究に従事。2012年内閣府出向、防災、IST等の科学技術政策を担当。2021年1月から現職、量子政策を担当、産業競争力強化に向けた政府の量子戦略(量子未来社会ビジョン)の策定に従事。
大阪大学理学部物理学科卒。メーカー系ソフトハウスを経て、2001年に野村総合研究所入社。入社以来、一貫して先端技術の調査研究に従事。書籍「ITロードマップ 情報通信技術は5年後こう変わる」(共著。東洋経済新報社刊)。その他、新聞、雑誌等への寄稿多数。