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【環境省/カネカ/日本総研】
7月 6日(水) 終了済
環境省 環境再生・資源循環局 総務課
リサイクル推進室 室長補佐
江藤 文香(えとう ふみか) 氏
海洋プラスチックごみ問題、気候変動問題、諸外国の廃棄物輸入規制強化等への対応を契機として、プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律が本年4月1日から施行された。本法律は、プラスチック製品のライフサイクル全般にわたって、3R+Renewable(再生素材・再生可能資源への切替え)の原則に則り、あらゆる主体のプラスチック資源循環等の取組を促進するものであり、バイオプラスチックなどのプラスチック代替素材の促進も重要な要素となっている。
1.資源循環
2.プラスチック
3.バイオプラスチック
4.カーボンニュートラル
5.海洋プラスチックごみ
6.質疑応答/名刺交換
株式会社カネカ Global Open Innovation企画部 幹部職
福田 竜司(ふくだ りゅうじ) 氏
脱炭素社会構築に貢献する素材としてバイオプラスチックへの関心が高まっている。バイオプラスチックは、植物由来原料からなるバイオマスプラスチックと微生物により生分解される生分解性プラスチックの総称である。カネカ生分解性バイオポリマーGreen Planetは植物油を原料として微生物が産生するバイオマス由来で、土中、海水中、嫌気環境下でも生分解性を示すポリマーである。講演では、Green Planetの特徴とGreen Planetを用いた炭素循環システム構築の取り組みを紹介する。
1.プラスチックを取り巻く環境
2.バイオプラスチックとは
3.カネカ生分解性バイオポリマーGreen planet
4.炭素循環システム構築への取り組み
5.質疑応答/名刺交換
株式会社日本総合研究所 創発戦略センター
コンサルタント
福山 篤史(ふくやま あつし) 氏
バイオプラスチックは、枯渇性資源の使用削減・海洋プラスチックごみ汚染抑制の施策として注目を集めている。本講演では、バイオプラスチック導入の現状を概観した上で、普及に向けた課題の一つである価格低減に向けた方向性を示す。さらに、バイオプラスチックの普及が進む中で、サーキュラーエコノミー・カーボンニュートラルの実現に資する資源循環の在り方について論じる。
1.民間企業・地方公共団体によるバイオプラスチック導入の現状
2.バイオプラスチック普及促進に向けた価格低減の方向性
3.バイオプラスチック普及時の資源循環の在り方
4.質疑応答/名刺交換
環境再生・資源循環局総務課リサイクル推進室室長補佐。2009年に環境省に入省後、国内の地球温暖化対策、パリ協定採択までの国際交渉、福島の環境再生事業などに従事し、2021年7月から現職においてプラスチック資源循環法の施行に向けた業務を担当。
1991年3月 九州大学大学院工学研究科博士後期課程 修了。1991年4月 株式会社カネカ(旧鐘淵化学工業)入社。入社後、主に高分子材料の研究開発を担当した。2015年より Green Planetの加工研究を担当。2018年より Green Planetの開発・企画担当。2022年4月より現職。
大学院にて「混合培養系での微生物によるバイオプラスチック(PHA)生産」を専門として研究。2020年より株式会社日本総合研究所 創発戦略センターに所属。モビリティ分野(自動運転・MaaS)やバイオテクノロジー分野(フードテック・セルロースナノファイバー)等の新技術実装に向けた検討、SDGs推進のための企業評価・ロジックモデル作成などに従事。