SSK 株式会社 新社会システム総合研究所

■会場受講 ■ライブ配信 ■アーカイブ配信(2週間、何度でもご視聴可)

テレビ業界の将来展望とTBSの挑戦

〜DX時代を迎えたテレビ業界の現況と新ビジネスの創出〜

No.
S22304
会 場
紀尾井フォーラム
東京都千代田区紀尾井町4-1
ニューオータニガーデンコート1F
開催日
2022年 6月 3日(金) 13:00~15:30 終了済
詳しく見る
受講料
1名につき 33,400円(税込)
同一のお申込フォームよりお申込の場合、2人目以降 27,500円(税込)
備 考
事前に、セミナー講師へのご期待、ご要望、ご質問をお受けしております。
可能な限り講義に盛り込んでいただきますので
お申込フォームの質問欄を是非ご活用ください。


■ライブ配信について
<1>Zoomにてライブ配信致します。
<2>お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ視聴用URLとID・PASSを開催前日までに
   お送り致しますので、開催日時にZoomへご参加ください。

■アーカイブ配信について
<1>開催日より3〜5営業日後を目安にVimeoにて配信致します。
<2>お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ収録動画配信のご用意ができ次第、
   視聴用URLをお送り致します。
<3>動画は公開日より2週間、何度でもご都合の良い時間にご視聴頂けます。

※会場又はライブ配信受講者様で、アーカイブ配信もご希望の場合は
 追加料金11,000円(税込)で承ります。
 ご希望の場合は備考欄に「
アーカイブ配信追加受講希望」と記入ください。

会場受講以外の受講方法について詳しくはこちらをご確認下さい。

6月 3日(金) 終了済

Ⅰ.テレビ業界の将来を占うキーワード

株式会社KPMG FAS
執行役員パートナー/TMTセクター・リーダー
森谷 健(もりや たけし) 氏

13:00~14:10

近年、テレビ業界の事業環境は大きく変化しています。ライフスタイルの多様化、5Gネットワークに代表される通信技術の飛躍的向上、スマートフォンやタブレットといった通信デバイスの革新、さらには魅力的なコンテンツにより、テレビ放送の視聴時間が減少する一方で、インターネット通信の利用時間が増大していることが要因です。こうして、新たな媒体が登場したことによってテレビ業界にとっての収益の柱であるCM広告への影響は大きくなっています。加えて、スポーツイベント放映権の高騰に見られる製作費の増大も見逃せない状況と言えます。
本セミナーでは、逆境にあるメディア業界の雄テレビの将来を占うキーワードについて解説します。

1.テレビ業界の現況:
放送事業における収益機会拡大余地が減少しています。他方で、オリンピックやワールドカップに代表されるようなスポーツイベントの放映権が著しく高騰しています。

2.テレビ業界の脅威:
通信ネットワーク環境が飛躍的に向上し放送と通信の垣根がいよいよ低くなっています。このような中で、動画配信プラットフォーマーが急激に会員数を伸長しています。

3.テレビ業界のDX:
民放キー局でもインターネット同時配信を開始しました。制作現場におけるAI/RPAの活用も議論が始まっています。

4.テレビ業界の信頼回帰:
インターネットで氾濫するフェイクニュースが社会問題化しています。テレビの報道機関としての役割期待・信頼度が高まっています。

5.質疑応答/名刺交換

Ⅱ.TBSグループの先進分野での取り組み

株式会社TBSテレビ
メディアテクノロジー局 未来技術設計部         
エキスパート特任職 トップスペシャリスト
藤本 剛(ふじもと ごう) 氏

14:20~15:30

テレビ業界はDX時代を迎え、TBSグループでもVISION2030『最高の"時"で明日の世界をつくる』をコンセプトに、放送に留まらない様々なコンテンツを生み出すメディアカンパニーへの進化に挑戦しています。そのためには、多種多様な進化を遂げた通信技術、スマホベースの生活環境、リアルタイムCGシステムの進化に伴った演出システムなど先進分野での取り組みが欠かせません。
本セミナーでは、TBSが行っている放送の枠を超えたコンテンツなど、先進分野での取り組みをご紹介します。

1.TBSグループVISION2030
放送の枠を超え コンテンツを無限に拡げよう!あらゆる「最高の"時"」とは?

2.リモートプロダクションへの取り組み
カメラマンも、自宅からテレワークが可能に!?インターネットを使ったTBS独自のリモートプロダクションとは?

3.スマホクイズシステム「TBS Qs」
TVを見ながらスマホを使ってクイズに答える!100万人同時参加可能な、リアルタイムクイズシステムです。

4.リモート出演システム「TBS BELL」
映像制作には、既存のリモート会議システムでは対応しきれないことがあります。コロナ時代や番組制作に最適で、新しい演出方法を可能にするリモート出演システムを作りました。

5.LEDスクリーンを使ったXR演出システム
高解像度LEDスクリーンを使った新しい演出システムです。XR技術を用いて海外の風景を東京のスタジオに映し出すことで、臨場感を提供。

6.質疑応答/名刺交換

森谷 健(もりや たけし) 氏
KPMG FAS コーポレートファイナンス部門のパートナー。国内外クライアントへのフィナンシャルアドバイザリー業務、バリュエーション業務、モデリング業務を担当。KPMG FAS入社以前は、あずさ監査法人にてSEC登録日本企業および外資系企業の法定監査・任意監査を担当しながら、各種M&A案件における財務デューディリジェンスにも従事。特に、金融機関の不良債権のバルクセールに関するデューディリジェンスを数多く経験。2002年1月から2005年9月までKPMG UKロンドン事務所に駐在し現地日系企業に対する会計・税務全般に関わるコンサルティング業務に幅広く従事。2018年より金沢工業大学虎ノ門大学院イノベーションマネジメント研究科客員教授も務める。
藤本 剛(ふじもと ごう) 氏
2005年TBSテレビに入社。番組のオープニングCGアニメーション、スタジオ技術構築、テクニカルディレクターを担当。映画「Rookies -卒業-」のCGテクニカルディレクターを務める。CDTV、オールスター感謝祭など多くの番組制作に携わる。現在は、新しいテクノロジーの開発、及びコンテンツ活用。事業化を目指した活動に従事。リモート出演システム「TBS BELL」で、日本映画テレビ技術協会技術開発賞、日本民間放送連盟賞 技術部門優秀賞を受賞。