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電力業界の最新動向と小売営業の要点〜近時の市場リスク等を踏まえて求められる対応とそのポイント〜
5月19日(木) 終了済
森・濱田松本法律事務所 パートナー弁護士
木山 二郎（きやま じろう） 氏
森・濱田松本法律事務所 シニア・アソシエイト弁護士
長窪 芳史（ながくぼ よしふみ） 氏
２０２１年１月の市場高騰に加え、秋口からの燃料費の高騰や国際情勢リスクにより、電力業界は一変したといわれています。
また、頻繁に行われる制度改正、市場の乱高下や調達コストの増加、競合他社の撤退等により、小売営業の分野においても臨機応変の対応が求められる中、一方で、監視等委や消費者庁は監視を強化しています。
そこで、本講演では、電力業界の最新の動向を踏まえ、小売営業に関連する電気事業法・ガイドラインの基本を押さえるとともに、近時のリスクを踏まえた小売営業のポイントを概説し、激変の今こそ押さえておくべき実務対応を解説します。
１．電力業界を取り巻く最新の動向
（１）直近の制度改正や新制度の概要
（２）現在の電力小売市場の概観
（３）最近の注目すべき規制当局の動き
２．小売営業に関係する法令と諸制度
（１）電気事業法と小売営業ガイドライン
（２）留意すべき消費者関連法
（３）環境価値取引に関する諸制度
（４）市場環境を踏まえ、押さえておくべき倒産関連法令
３．ケース別・適切な実務対応のポイント
４．質疑応答／名刺交換
２０１０年、森･濱田松本法律事務所に入所。２０２１年パートナー就任。２０１４年から電力広域的運営推進機関（ＯＣＣＴＯ）に出向し、同機関の設立に関与する。現在は出向経験を通じて培った知見を活かし、多数のエネルギー関連企業に対してアドバイスするほか、他の専門分野である危機管理・コンプライアンス、紛争処理、事業再生等とエネルギー分野が交錯する領域に特に専門的知見を有する。近著として、「生まれ変わる非化石価値取引市場 『非化石価値』を取引する新市場 需要家・小売事業者に与える影響」（エネルギーフォーラム）、「電力事業の市場環境と事業再生のポイント」（研究開発リーダー）、「電気事業とコンプライアンス」（電気新聞）など多数。
２０１５年、消費者庁に入庁。２０１８年から２０２１年まで経済産業省電力・ガス取引監視等委員会取引監視課に勤務し、電気・ガスの取引の監視業務を主に担当。電気事業法に加え、消費者関連法にも知見を有する。２０２１年、森・濱田松本法律事務所に入所。昨今の情勢を踏まえ寄せられた相談に対しては、規制当局での経験に即し、実現可能性を踏まえた対応策を助言している。本講演の関連論文として、「電力の小売営業の業務委託先等における不適切な説明について」（消費者法ニュース）がある。
