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【世界の最先端ICT社会の実現へ】
〜社会の電子化の進展による新たな産業の勃興と人間中心の街づくり〜
5月19日(木) 終了済
デンマーク・ロスキレ大学 准教授/北欧研究所 代表
安岡 美佳(やすおか みか) 氏
近年、世界では都市データ・ICT技術を活用した都市政策の実施や街づくりの動きが活発化している。この「スマートシティ」の動きは、世界各地にみられるが、特徴は大きく異なる。テクノロジードリブンで動くものもあれば、人間中心思考で進められるプロジェクトもある。企業が主導するものもあれば、行政が表舞台に出てくる場合もある。
では、北欧のスマートシティの特徴とはどのようなものか。北欧の街づくりは、行政や産業や市民の全てが幸せになる人間中心の街づくりと言われるが、どのように達成されているのだろうか。
北欧の最新事例の紹介、北欧の人たちのスマートな街づくりから、日本の幸せな未来づくりへのヒントを探る。
1.北欧のスマートシティの特徴
・技術を使った市民社会
・ムーミン谷のハイテク社会
・街づくりと幸せとの関係
・産官学民の共創によるまちづくり(誰が主導しているのか?)
2.北欧のスマートシティの事例
・モビリティ:自転車ハイウェイ(デンマーク)と電気自動車ハイウェイ(ノルウェー)
・環境:澄んだ空気をつくるには、綺麗な水域をつくるには、楽しい広場をつくるには (デンマーク・フィンランド)
・産業:強みを生かす街づくり(スウェーデン)
・データ活用:コロナ禍でみられた優位性
・市民主導のスマートシティ(デンマーク)
3.北欧が目的とする「スマート」とは何か、日本が目指す「スマート」とは何か
4.北欧のスマートシティに欠かせない要素とは
・社会基盤としてのディープデータ・デジタルインフラ
・公共データ・企業データ・個人データ
・DXと可視化と自動化とAI
・倫理とプライバシー
5.北欧のスマートシティの作り方
6.私たちは何を目指すのか、私には何ができるのか
7 質疑応答
ロスキレ大学准教授/メンバーズ社外取締役/一般社団法人スマートシティ・インスティテュート、エグゼクティブアドバイザー/JETROコンサルタント。北欧におけるITシステム構築手法としての参加型デザインやリビングラボの理論と実践、それら手法の社会文化的影響に関心を持つ。近年は、企業や大学とともにスマートシティ、アバター研究に取り組む。