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コーポレートPPA/環境価値取引/FIP/アグリゲーション
4月19日(火) 終了済
TMI総合法律事務所 パートナー 弁護士
深津 功二(ふかつ こうじ) 氏
2050年の脱炭素社会の実現に向けての一つの方策として、再生可能エネルギー電気を調達する動きが広がっています。欧米においては、コーポレートPPA(Power Purchase Agreement、電力購入契約)に基づき長期にわたり再エネ電気を確保する企業等が増えており、日本でも関心が高まっています。
他方、発電側においては、2022年4月施行の再エネ特措法の改正により、従来の固定価格買取制度(FIT制度)から、発電者が再エネ電気についてプレミアムを受け取りつつ自ら市場取引を行うFIP制度が導入されます。
本セミナーでは、脱炭素社会の実現に向けた動きを概説し、再エネ電気調達のためのコーポレートPPAと、これと不可分に関連する環境価値取引について説明した上で、発電側にとって影響の大きい再エネ特措法改正、特にFIP制度について解説します。さらに、改正法の影響を踏まえた、新たなビジネスへの取組みとしてのアグリゲーションとその留意点について解説します。
1.脱炭素社会の実現に向けての動き
2.環境価値取引
(1)非化石証書
(2)J-クレジット
(3)グリーン電力証書
(4)二国間クレジット制度(JCM)
3.再生可能エネルギー電気の調達:コーポレートPPA
(1)フィジカルPPA(オンサイト)
(2)フィジカルPPA(オフサイト) 自己託送を含む
(3)バーチャルPPA
4.再エネ特措法の改正:FIT制度とFIP制度
5.再エネ特措法改正の影響
(1)計画値同時同量、インバランスコスト
(2)地域活用電源の自家消費、地域消費
6.再エネ発電事業に関わるビジネス:アグリゲーション
7.質疑応答/名刺交換
1988年東京大学法学部卒業、11年の社会人生活を経て、2004年弁護士登録、07年よりTMI総合法律事務所勤務。2014年1月パートナー就任。
主な業務分野は、再生可能エネルギープロジェクト、プロジェクトファイナンス等の金融全般、エネルギー関連案件等。主な著書・論文は、「再生可能エネルギーの法と実務」(民事法研究会、2013)、「電力システム改革と再生可能エネルギー」(Law and Technology No.62(2014年1月))、「太陽光発電ABLの法務と実務上の留意点」(銀行実務44巻7号(2014年7月))、「再生可能エネルギー発電事業のM&A」(電気新聞2017年8月22日〜28日)。