■会場受講 ■ライブ配信 ■アーカイブ配信(2週間、何度でもご視聴可)
サーキュラー・エコノミーとLCAの実践とビジネスのあり方〜真にサステナブルな社会を目指して〜
3月 8日(火) 終了済
Wholeness Lab 代表
国際大学GLOCOM 主任研究員
国立研究開発法人理化学研究所 未来戦略室 嘱託職員
特定非営利活動法人ミラツク 研究員
青木 志保子(あおき しほこ) 氏
日本では「カーボンニュートラル(二酸化炭素排出量実質ゼロ)」が掲げられ「脱炭素」への舵がきられている。世界を見ると欧州を筆頭に、「EUタクソノミー」など環境・経済・社会が統合されたサステナビリティの実践を歩んでいる。一方、「グリーンウォッシュ」などの課題も浮上しており、「何をもってサステナブルと言えるのか」という問いが浮上し始めている。
そこで本講演では、こうした潮流とその問いに答える例として昨今改めて注目を集める「ライフサイクルアセスメント:LCA(Life Cycle Assessment)」と、実践としての「サーキュラー・エコノミー:Circular Economy」を解説するとともに、これからの「真にサステナブルな社会」の実現に必要となる観点を紹介する。
1.環境問題の現在地点
・なぜ脱炭素なのか
・人新世とプラネタリー・バウンダリー
・環境問題は公害モデルから気候変動モデルへ
2.サステナビリティのコンパス
「ライフサイクルアセスメント:LCA(Life Cycle Assessment)」
・環境負荷を定量化する
・事例紹介
・環境負荷を低くするための3つの視点「素材」「ルート」「機会」
3.サステナビリティの実践智
「サーキュラー・エコノミー:Circular Economy」
・環境負荷を減らし社会的土台も確保する循環構造
・事例紹介
・サーキュラー・エコノミーへのキー
4.「サステナビリティ」とは何か
・視点:トリプルボトムライン(環境性、経済性、社会性)
・構造:循環=動脈+静脈
5.質疑応答/名刺交換
環境負荷の定量化(LCA)と次世代のライフタイルを創造するWholeness Lab代表。専門は環境学。東京大学新領域創成科学研究科環境システム学修士課程(環境学修士)修了後、地方自治体職員、NGO職員、NPO職員、大学研究者を経て2021年にWholeness Labとして独立(独立研究者)。
大手企業やスタートアップのサステナビリティ事業創造のアドバイスほか、NPOでの講演を複数実施。その他国際大学グローバル・コミュニケーション・センター 主任研究員・併任、国立研究開発法人理化学研究所 未来戦略室 嘱託職員(非常勤)、特定非営利活動法人ミラツク 研究員(非常勤)、Circular Economy Hub寄稿パートナー、などを務める。